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FIDESレター

この度の台風15号の影響により甚大な被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。今回は、停電になった際にあれば心強い、『備え』について特集致します。-FIDESレター【2019年10月号】

FIDESレター 2019年12月号

備えよう!災害時の停電対策

この度の台風15号の影響により、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。千葉県を中心に、各地で多大なる被害を及ぼした台風でしたが、未だに大きな爪痕が残っています。一日も早い復旧をお祈りしております。今回は、停電になった際にあれば心強い、『備え』について特集致します。

スマートフォンの充電が出来なくて、連絡や情報収集に困った…

モバイルバッテリー・車用充電器

非常時に連絡や情報収集をする際に必要なスマートフォンや携帯電話ですが、充電ができなくなるととても不便です。区役所などの公共施設に、無料で充電させてもらえる場所が設置されますが、順番待ちなどで長い間待たされたりするのが苦痛だったという声もありました。普段からモバイルバッテリーなどを用意しておけば安心です。(但しあらかじめバッテリーの充電をしておく必要があります)また、車用の充電器を用意しておけば、車内で充電することができるので揃えておくと良いでしょう。

電池式携帯ラジオ

情報収集をする際に有用なのが携帯ラジオです。スマートフォンばかり利用していると充電がすぐに無くなってしまうので、携帯ラジオを併用して情報収集を行いましょう。手回し充電式やソーラーパネル式など、様々な種類がありますので、自分に合ったものを備えましょう。(予備用の乾電池も忘れずに)また、予め自分の住んでいる地域で受信できる放送局を調べ、実際に受信してみて、よく聞こえる放送局(周波数)にセットしておきましょう。

照明が使えなくて身動きが取れない…

懐中電灯・ヘッドランプ・ランタン

これがないと夜はもちろん、昼でも暗い場所では何もできなくなってしまいます。できれば家族一人一つあると安心です。また、頭に取り付けて使うヘッドランプや、ランタンがあると便利です。

レンジやIHが使えなくて調理ができない・・・

カセットコンロ

ガスボンベで調理が出来るカセットコンロを備えておきましょう。ボンベの予備も数本用意しておくと安心です。

エアコンが使えず、暑くて困った・・・

冷蔵庫や冷凍庫が使えないので、中の食品がダメになってしまった

保冷剤を備蓄しておきましょう

熱中症の危険がある夏場の停電。身体を冷やせるものを準備しておくことが大切になります。小さな保冷剤でも、タオルにくるんで首の後ろに当てると体感温度が随分と下がります。夏場は、保冷剤を普段より多めに冷凍庫に貯めておくことをおすすめします。
また、冷凍庫は隙間なく詰めた方が、凍った食材同士が保冷剤の役目となり、溶けにくくなります。凍った保冷剤や袋に入れた氷を冷凍食品の周囲に配置すると、食品の温度上昇を抑えることができます。

冷蔵庫(冷凍庫)の注意

停電中は庫内温度の上昇を抑えるために、ドアの開閉はなるべく控えてください。数時間の停電で扉の開け閉めを全く行わなければ、冷気の逃げはほとんどありませんが、やはり時間がかかると、冷凍食品で周囲を固める、保冷材を使う、早めに食べる等の対策が必要となります。また、停電で冷蔵庫の運転が停止した場合、電源プラグの抜き差しは必要ありません。

断水でお風呂に入れない、トイレが使えない、歯磨きができない

水を溜めておく

断水時にはいかに生活用水を確保するかが問題になります。あらかじめ浴槽などに水を溜めておくと良いでしょう。(小さなお子さんがいる家庭では注意が必要です)溜めた水は基本的に生活用水に使いましょう。トイレに使う際は、直接便器内へ流すことで、便器洗浄が可能です。

ウォーターレスグッズを準備

最近では、防災用品として水を使わなくてもOKなグッズが多数販売されています。体をふきあげるボディペーパー、ドライシャンプー、液体歯磨き、簡易トイレなど、水を使わない衛生用品を用意しておくと安心です。

厳しい暑さの中での停電。エアコンなどが使えない状況で熱中症を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。状況によって対策事例が変わりますが、基本的には体を冷やして、こまめに水分・塩分を補給しましょう。

フリートーク・コラム「笑顔と感謝」

Fides Freetalk Fiormation

空調衛生施工管理チームの鶴岡です。今回のコラムは『笑顔と感謝』について考えてみました。

私達の仕事は、お客様をはじめ、協力会社様、建築関係の他業種の方など多くの方々と接する機会が多く、自分達のペースで仕事を進めて行く事は出来ません。同じ職場の中でも電気・設備・営業や内勤業務等に別れて業務を行っています。どんな職場、業務に於いても自分一人、チームのみで業務を進める事は難しく、他の部署やメンバーの協力が必要不可欠です。

『報告・連絡・相談』、どんな時も明るく元気に『笑顔』で接する事、『ありがとう』と感謝の気持ちを伝える事が大切だと思っております。ですが、実際、常に実行できているかと聞かれたら…あまり自信はありません。忙しい時、仕事が捗らない時、疲れている時、体調が悪い時、様々な状況下の中で誰でも実行できるとは限りませんし、難しい事だと思います。しかし、社員同士で仕事を助け合ったり、ほんの些細な事でも「ありがとう」と笑顔で相手に感謝の気持ちを伝える事により、お互いが気持ち良く、今度は自分から率先して手助けをしたり応援しようという気持ちになります。すると前向きな気持ちになり、働きやすい職場環境になり、そして仕事の効率アップに繋がるのです。

一日の大半の時間を過ごす職場では、同僚や後輩、上司との人間関係が重要です。お客様はもちろん、協力会社様との関係も大切です。お互いに良い関係を築く事により、良い仕事やサービスのご提供に繋がります。その原点こそ、『笑顔と感謝』だと私は思っております。

今期は特に小中学校の空調工事が多く、来年三月末までは全社的に繁忙が予想されます。又、働き方改革も合わせて取り組んでいかなくてはなりません。忙しい時こそ、『笑顔と感謝』を忘れずに、お互いに気持ち良く仕事ができる様に声を掛け合って、お客様へ良い商品・技術・サービスをご提供できる様に取り組んでまいります。

今月の担当は…

空調衛生施工管理チームマネージャー 鶴岡 孝人

それってドーシテ?「栗のドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「有難さを知る」

この度の台風15号の影響により、被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

人間は自然災害に如何に無力か、そう思い知らされた台風15号だった。コンパクトだが猛烈な暴風雨で、首をすくめていれば通りすぎるだろうと高を括っていたが、深夜から未明に掛けて風雨が激しくなり、物凄い風切り音や雨戸を叩きつける雨音に恐怖を覚え、とても寝ていられない。テレビやNETで進路や被害状況を確認すると、千葉市に上陸したとの報道。その勢いはなんと最大風速57m!と判明し、呆然としていると、その直後に停電してしまった。急いで蝋燭と懐中電灯で明かりを確保し、その場を凌いだのだが…。

台風が通過したのち、安全を確認しつつ、急いで会社に向かった。幸いにして小規模な雨漏りと浸水、また屋根、フェンスの一部分が破損した程度で大きな被害はなく、出社できた社員と応急処置を施した。直ちにお客様や弊社の社員、協力会社様の安否や被災状況を確認したところ、どこも甚大な被害はなく、胸を撫で下ろした。ただ、帰宅するとまだ停電が続いており、状況が全く把握できない。スマホで調べると、送電線の鉄塔や電柱の倒壊、家屋の崩落などの記事が並び、ことの重大さを知ったが、この
高度情報化時代でありながら半日もの時間を必要とした。停電や断水は利便性を全て奪い、日常の生活が全く成り立たない。文明の利器はとかく複雑で、緊急時や災害時には脆弱で、いざと言う時に全く役に立たない。

停電による一番の気掛かりは、台風一過の猛暑であった。“体調維持にまず扇風機”、“食の安全と確保に冷蔵庫”、“安心感の要となる灯り”と、最低限の電源確保が最優先となった。幸い知人から発電機を借りることで何とか一夜を過ごすことが出来た。翌日、近所のガソリンスタンドはタンクが空っぽで売り切れになり、困り果てていると、親戚からガソリンの差し入れがあり大いに助かった。いつ電気が復旧するのか不安と苛立たしさを覚えながら、薄暗く蒸し暑い中で寝苦しい2日目の夜を過ごした。翌日、漸く3日ぶりに灯りが点った。思わず手を合わせた。普段見慣れている照明の光りがこれほど眩しく、有り難く感じたことはなかった。

この災害から見えたことは、『日本人の助け合い精神』、そして『備えの重要性』である。復旧作業に携わる工事車両のナンバープレートを見れば、日本全国から支援が集まっていることがわかるし、多くのボランティアの方々が炎天下や雨の中、復旧に手を貸してくれている。また、多くの知人から、SNSやメール、手紙や電話でお見舞いや励ましをいただいたことは、大変心強く、有難く感じた。

数日後、発電機メーカーの支店長にお会いする機会があった。『非常用発電機は、活躍することがあってはいけない。しかし万が一は、防災電源・予備電源としての電力を確保しなければならない』と使命感を語る。今回もいち早く、大規模施設の点検予定を延期し、千葉県の救援体制を整えた。実際、多くの施設から発電機の取り扱いについて、ガス欠やキャブのトラブルなどの問合せが殺到し、その緊急対応に迫られたそうだ。被災地で今何が起こり、何が求められているのか、燃料を携行して県内各地の被災顧客の救援に走り回った、こんな時こそ発電機のプロとして被災地を支援するのが使命だ、と仰っていた。

今回は、幸いにしてわが社のお客様には甚大な被害が及ばなかったが、異常気象で片付けることはもう出来ない。今こそ、わが社の緊急時24時間365日サービスと、電気、空調、衛生の総合的な設備工事や保守点検などのワンストップサービスに、更に磨きをかける。万一にはBCP(事業継続計画)で自社の安全を確保し、お客様にご不便やご心配を掛けない『万全な体制と備え』を再構築すると共に、お客様のもしもの時のBCPを、是非ともご提案させて頂きたい。

hosoya
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