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FIDESレター

異常気象が起こりやすい季節です。コロナ禍でもできる、大雨や台風への備えと心構えをしっかりと考えていきましょう。-FIDESレター【2020年9月号】

FIDESレター 2020年9月号

大雨・台風への備えと心構え

命を守るためにとる行動とは?

熊本県を中心に降り続いた記録的豪雨で、多大な被害が発生しております。私たちの生活する場所で大雨や台風等の自然災害が発生した場合、命を守る行動を取ることが最優先です。たとえその時点で新型コロナウイルス感染症が終息していなくても、躊躇なく避難しなければなりません。その一方で、避難先では新型コロナウイルスの感染リスクが高まらないように『3密(密閉・密集・密接)』を避け、自身の健康をきちんと管理する必要があります。異常気象が起こりやすい季節、コロナ禍でもできる、大雨や台風への備えと心構えをしっかりと考えていきましょう。

風水害が発生する前に、予めやっておくべき備えや心構えがあります。もし台風や大雨発生の情報が入ったら、すぐに取り掛かりましょう。

風水害発生の直前、風水害発生時には、とにかく身を守ることが先決です。命に係わる行動になるので、しっかりと確認事項を押さえておきましょう。

避難所での生活の際、特に気を付けて頂きたいのが新型コロナウイルスの感染リスクです。他の人の迷惑にならない生活空間を保つようにしましょう。

フリートーク・コラム「個とチームのパフォーマンス」

Fides Freetalk Fiormation

皆様、毎日暑くて雨が降らない日々が続いていますが、如何お過ごしでしょうか。例年同様に暑い時期がやってまいりました。熱中症対策は万全ですか?今年の夏は熱中症に加え、新型コロナウイルスにも気を付けなければいけない状況となりました。最近では家庭内感染も増えてきている様です。これからも『うつらない、うつさない』を心掛けたいと思います。

新しい生活様式への変化に伴い、職場や家庭での『ルーティン』も変化しているのでは無いでしょうか。私がルーティン(Routine)という言葉を初めて知ったのが、ラグビー日本代表の五郎丸選手からでした。ゴールポストめがけて蹴るまでの一連の動作が印象に残っています。本来ならば、今年の夏は東京オリンピックが開催され、『暑い』ではなく『熱い』夏になっていた筈です。しかし中止にならず、来年に延期になった事は、個人的には良かったと思います。日本代表選手の活躍を期待致します。

前回のリオデジャネイロオリンピックでは、日本は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個を獲得しました。中でも私が最も印象に残っているのは、男子4×100mリレー(山形選手・飯塚選手・桐生選手・ケンブリッジ選手)の銀メダル獲得です。最終ランナーのケンブリッジ選手にバトンが渡り、あの世界最速であるボルト選手と並走していた瞬間、身震いする程の感動と興奮をしたことを覚えています。このリレーで多くの国が採用している『オーバーハンドパス』、そして日本が採用した『アンダーハンドパス』、どちらのパスにしてもメリット・デメリットがあると思いますが、そもそも個のパフォーマンスが相手より劣るのであれば、相手と同じ事をしても差は縮まりません。新しい事にチャレンジし、更に改良を加え、個のパフォーマンス+α以上のパフォーマンスを発揮する事により獲得できた結果だったのでしょう。そして、チームとしてのパフォーマンスが成長する事により、個のパフォーマンスも成長するという相乗効果が生まれたのではないでしょうか。もしも今年、予定通りオリンピックが開催されていたら金メダル20個以上は獲得できた?…かもしれません。

アスリートであるスポーツ選手達だけでなく、私達にも『個のパフォーマンス』と『チームのパフォーマンス』が当てはまるかと思います。社員個人のスキルの向上、そして会社全体の技術力向上に繋がっていくように、まずは自分自身、スキルを磨いていきたいと思います。

今月の担当は…

電気施工管理チームマネージャー 室田 猛

室田 猛

それってドーシテ?「おはぎ・ぼたもちのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

DXって、なに?(デジタル・トランスフォーメーション)

先日、メルマガに『DX』のセミナー案内が飛び込んで来た。最近、よく見聞きする言葉だが、DXってなんだ?調べてみると、DXとは【Digital-Transformation】のことで、英語圏では【Trans】を【X】と略すらしい。定義は「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること」であり、『行動』『知識・経験』『モノ』といった事業活動をデジタル化することにより変革を実現できるという。DXでの成功例は『AMAZON』が挙げられる。創業は本のインターネット通販で顧客を獲得し、今や買えないものは無いほどに商品を増やし、充実した配送システムによって、買物における『行動』を変えた。さらに「この商品を選んだ人はこんな商品を買っています」と商品を提案することで、ベテラン営業マンの『経験・知恵』をデジタル化している。極めつけは、“文字”をデジタル化して本という『モノ』の存在をなくし、配達という『行動』をも無くしてしまったのだ。

それでは、我社にもDXによる改革のチャンスはあるのか。光や空気、水をデジタル化することは不可能だが、インフラの安全、安心をデジタル化できるのでは、と考えてみた。十五年程前になるが、早稲田大学で経営品質を学んだことがある。当時我社は、『設備eカルテ』と呼ぶメンテナンスサービスシステムを開発し、設備機器の製造者、製造番号や製造年月、耐用年数、故障やメンテナンス履歴などの情報データを蓄積し、お客様に安全、安心をご提供できる体制を整えつつあった。そんなわが社のサービスに大学院生が大いに興味を示し、カリキュラムの一環としてわが社を企業分析したいと言い出した。一体、どんな評価をするのか、不安と期待が入り混じったことを思い出す。流石、大学院生、我社の特技である『ワンストップサービス』と『緊急時24時間365日サービス』を見事に捉えたうえで、その大学院生らから次のような提案があった。工事や点検時でも電気や設備の機能を止めない『Non-Stop&One-Stop Service』を目指してはどうか、と。確かに、お客様の施設の機能を止めないことが我々の使命ではあるが、どんなに万全にメンテナンスしても、機械にはトラブルがつきものである。大学院生はそれを理解した上で尚、停電時間『ゼロ』で作業出来る仕組みは作れないか、と突飛な提案をしてきた。

当時は実現不可能と思われたが、今や時代は大きく変わった。DXで『ノンストップ』のサービスが実現できるかもしれない。IoTや遠隔監視で機器情報や故障履歴、運転状況などに加え、『知識・経験』を持った技術者でなければ判断できなかった音、匂い、色や現場の雰囲気などもセンサーによりデジタル化し、AIを駆使すれば、わずかな変化を見落とすことなく“予兆保全”が可能となる。それによりお客様の購買動機、『行動』を変えることができるのではないか。まさに『設備eカルテ』の進化版であり、DXのコンセプトと一致する。どうやら、かつて我々は“あたりまえの先”を行き過ぎていたようで、ようやく時代が我社に追い付いて来た。この15年間で通信環境が大幅に改善されたことでデータ収集が容易になり、画餅であった『設備eカルテ』がようやく日の目を見る時が来たようだ。

コロナ禍により、今までの常識やビジネスモデルが通用しなくなり、“勘”や“度胸”で経営はできない。ニューノーマル時代に向けてわが社もビジネスモデルを変革させる必要がある。『設備eカルテ』のコンセプトを更に広げ、情報を集め、加工して付加価値を高める『DX』で新たなビジネスモデルに転換していかなければならない。コンピュータでも出来ること、人間でなければ出来ないこと、を分別し、社内業務をデータ化することがDXの始まりだろう。時間も手間も掛かるが、この努力が事業の構造改革やビジネスモデルの転換に繋がり、社員のモチベーションをも高めることになる。当然、今迄の技術では通用せず、より高度なIT技術、情報システム技術の獲得を急ぎ、全社員が突飛な発想を持ってDXの波に乗れば、時代に取り残された建設業界をも大きく変革させることができるかも知れない、決して夢ではないと信じている。

hosoya
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