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FIDESレター

今、世界中で脱炭素社会への関心が高まっています。今回は脱炭素と省エネについてご紹介します。-FIDESレター【2021年12月号】

FIDESレター 2021年12月号

脱炭素社会と省エネ

脱炭素社会とは

脱炭素社会とは、二酸化炭素の排出が実質ゼロとなる社会のことです。温室効果ガスである二酸化炭素は、地球温暖化の原因と考えられています。地球環境を守るため二酸化炭素の排出量を可能な限り減らし、炭素を排出するエネルギーに頼らない社会作りが求められています。地球温暖化による気候変動は世界共通の社会課題で、国連をはじめ各国が協力して解決することが求められています。世界各国で脱炭素社会の実現を目指し、方針を立て計画達成に向けた取り組みが行われています。

日本が掲げている目標『カーボンニュートラル』

日本の脱炭素化の目標について、菅前首相は2020年10月に行った所信表明演説で、『2050年カーボンニュートラル 宣 言』をし まし た。こ れ は2050年までに、温室効果ガスの排出量をゼロにするという宣言です。しかし温室効果ガスの排出を完全にゼロにするのは難しいのが現状です。そのため、菅総理は『カーボンニュートラル』の考え方を採用して脱炭素化を目指すことを宣言しました。
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの吸収・除去量を排出量から差し引いた合計をゼロにすることで、温室効果ガスの排出を実質的にゼロにすることです。カーボンニュートラルが温室効果ガスの排出量実質ゼロ、つまり、『脱炭素化』や『脱炭素社会』の代名詞として登場していることがわかります。

脱炭素に取り組む具体的な方法とは?

脱炭素社会と省エネ国民運動

政府は、脱炭素社会づくりに貢献する製品、サービス、ライフスタイルなど、温暖化対策に資するあらゆる賢い選択を促す国民運動『COOL CHOICE』を推進しています。『COOL CHOICE』は、CO2などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する製品への買換え、サービスの利用、ライフスタイルの選択など、日々の生活の中で、あらゆる『賢い選択』をしていこうという取組です。脱炭素社会づくりに貢献する製品とは、前述した発電機器、エコカー、省エネ家電などを指します。普段私たちが利用しているエネルギー消費を減らすことは、CO2削減を大きく促すと言われています。

脱炭素社会を目指す、空調機の省エネについて

空調機の省エネ基準が改正されます

経済産業省は、脱炭素化を進めるため家庭用エアコンの省エネ性能の目標基準を15年ぶりに改正し、メーカーに最大で今よりも3割程度、消費電力を抑えるよう義務づける方針を決めました。改正される家庭用エアコンの省エネ性能の目標基準は2022年4に施行される予定です。基準改正から5年間はメーカーに対して猶予期間を設け、2027年度までの達成を義務づけます。達成できなかったメーカー対しては勧告や命令などの対応を取ことができるようになります。経済産業省では基準の改正によって各社の製品開発を促す考えで、省エネ性能の高いエアコンの普及で国内の二酸化炭素の排出量を抑えていく考えです。

令和4年度 空調設備等補助金情報(概算要求)

下記の内容は令和4年度概算要求時点での情報です。公募内容については変更となる場合もございますので予めご了承ください。

フリートーク・コラム「お客様第一主義とクレーム対応」

Fides Freetalk Fiormation

今回は最近起こった出来事についてお話ししたいと思います。

十年程使用した自宅のテレビに少しずつ黒い影が出始め、その一週間後にバックライトが寿命の為、完全に映らなくなってしまいました。使い慣れていた液晶テレビだったので、同様の機種にて購入しようと思い、家電屋やネットで調べ、今回はネット通販にて購入する事としました。在庫もあり、代引き便にて配達指定をして注文をしました。

到着予定の日曜日は八時前には起床し、何時来ても良い体制でテレビの到着を待っていました。しかし十二時になっても配達は来ません。この時は、コロナ禍でネット通販が増え運送会社も大変だろうから多少、遅れるのは仕方ないかと思い首を長くして待っていました。しかし十二時半を過ぎ、十三時近くになった頃、流石に遅いだろうと思い、営業所に連絡を入れました。すると購入した液晶テレビは朝、営業所からトラックに積荷されていなかった事が判明しました。ドライバーが積み忘れとの事です。ここで第一のクレームの発生です。その後、営業所より折り返しの連絡で一時間強で配達出来ると言われましたが、午後は用事が有った為、夕方、こちらから連絡をして時間指定をする事としました。

すると夕方、担当ドライバーからいつでも配達可能との連絡があったので帰宅時間を告げ、再配達依頼をしました。この電話応対でドライバーから謝罪はあったものの、クレームの認識は余りないような感じでした。そして指定時間に運送会社のトラックは到着し、ドライバーがトラックから降りてきて、その際にも謝罪が有りましたが、その後に第二のクレームが起こりました。代引きで商品を購入したのですが、第一のクレームがあったのにも関わらず、商品も下さず代引き代金を先に請求されました。こちらとしては商品の状態も気になっていた為、これには流石に怒りが込み上げてきました。ドライバーに指定時間に配達出来なかった理由を聞くと、「営業所が朝に荷物を出していなかった為」とのこと。昼に営業所から聞いた理由はドライバーの積み忘れと聞いています。ここで責任の擦り付け合いが分かり、流石に呆れてしまいました。

しかし怒りは収まらずその後、運送会社のホームページに改善要望として投稿しました。翌日の午前中には謝罪の一報位は来ると思いましたが、連絡があったのは夕方でした。しかも本社にクレームを入れたにも関わらず、営業所からです。本社も営業所に責任を擦り付けている状態です。この様なクレームは全国で多発しているようです。コロナ禍でネット通販の需要が増えたことによるドライバー不足が原因でしょうか。クレームが横行しすぎて社員も疲弊し、責任の擦り付けをしてクレーム改善も出来ていないのだと思われます。また全社員に経営理念の浸透や社員教育なども出来ていないと感じました。

私も過去にクレームを起こしてしまった事があります。当時ご迷惑をお掛けしまった事に改めて申し訳なく思う事と、今回の出来事を通じてお客様第一主義の大切さとクレーム発生時の迅速な対応の大切さを改めて認識しました。

今月の担当は…

東京ベイサテライトマネージャー 小川 邦雄

それなに建築資材「ケーシング」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「最新技術が引き出す潜在能力」

先日、舞台演出家の友人が、こんな話をしてくれた。『ステージでの照明効果は音響効果に勝るとも劣らないのだが、その演出には経験とセンスが物をいう。ところが、本来なら大勢でなければできない照明の演出を、たった一人の若者がパソコンでプログラミングして大型照明機材を自在に操り、プロ顔負けのステージを演出してしまう、驚いた!新しい技術に適応する最近の若者の能力って凄いね!』と。

わが社でも入社数年の若手の活躍ぶりを見ていると、働き方や仕事の進め方に大きな変革の可能性を感じる。彼らは、作業内容や工程管理、安全確認のツールボックスミーティングをQRコードやGoogleフォームを見事に使いこなしてデジタル化を進める、加えて安全作業の最適な手順をYouTubeで確認し『危険予知活動』のシステムまで作り上げてくれた。我々なら一ケ月も掛かる作業を、いとも簡単に一週間で完成させてしまった姿には、正直、本当に感動ものだった。今迄、製造業のお客様の要求に中々お応えできなかった計装分野にも、遠隔監視装置や簡易なコンピュータを活用した新しい商品にチャレンジし、楽しんで研究し、開発している。その姿に大いに期待している。

現場管理でも3次元CADを上手に使いこなし、業者間の難しい“取合い”も、実に簡単に整合させる。結果、作業効率や品質が向上し、労働時間も削減された。最新のIT技術に加え、利便性の高い機器や設備までも味方につけてしまう若者の能力に感服し、未来は明るい、と、正直ワクワクしている。

ポストコロナ、脱炭素社会、デジタル社会など、大きな変革期を迎えた今、わが社の未来は彼らの存在なくして語れないのだろう。きっと彼らの頭の中には、旧態依然の年功序列制なんてあり得ないだろうし、社会に貢献する喜びや、自らが成長する楽しみを求めているに違いない。

そんな大きなパラダイムシフトを迎える今、自由な発想と新しい挑戦が出来る土壌を創り上げることこそ経営の責務であり、働き甲斐、生き甲斐、を精一杯、感じることができる環境を創ることだろう。今や夫々のスキルも感性も千差万別で、ライフプランに合わせた働き方を選べる時代である。一人ひとりのスキルや業績、独自能力を『見える化』してモチベーションを高め、よりスキルとセンスを磨き込み、一人ひとりがオリジナルな商品とサービスを開発し、提供する。既成概念に囚われない独自の発想を大切に育めば、必ずや、我が社のワンストップサービスの幅も広がると信じている。

わが社は今、基幹システムの全面リニューアルを進めている。すべての業務をデジタル化する『本格的なデジタル革命』をスタートさせた。すべてのデータを分析し、評価し、最新の技術と全社員のスキルを融合させ、お客様に『安心、安全な商品とサービス』を確実にお届けする。その達成に向けて全力を傾ける。

来年2022年の明るい未来を信じ、皆様方のご健勝とご発展を社員一同、ご祈念申し上げます。本年一年間、大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。

フィデス株式会社
社長 細矢 充
社員一同

hosoya
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