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FIDESレター

カラっとした乾燥が続いております。火の元には注意していますか?今回は、建物火災における『煙』についての特集です。-FIDESレター【2019年2月号】

FIDESレター 2019年2月号

建物火災と煙

建物火災の死因のひとつ、『煙』に要注意!!

最近の火災での避難においては、炎との戦いではなく『煙』との戦いになってきました。平成28年度における火災の死亡原因の半数が『煙死』です。(左図参照)一般的に火災での死因は『火傷』(焼死)と『一酸化炭素中毒・窒息』に大別されますが、『一酸化炭素中毒・窒息死』が煙死にあたります。これは、建造物に用いられる新建材やプラスチック製品の増加に伴い、建物火災による煙に有害物質が含まれるようになった背景があります。建物火災における避難や人命救助において、煙対策はとても重要な課題となっています。

器具本体の寿命は8~10年が目安

誘導灯・非常灯の寿命の目安は8~10年とされており、10年を過ぎた器具は外観だけではなく、内部の器具の劣化も進んでいることが考えられます。非常時の確実な動作や、視認性、安全性の面からも、耐用の限度にとらわれずに早めに交換をすることをおすすめ致します。

蓄電池(バッテリー)の寿命は4~6年が目安

各法令で、点検・検査報告をすることが定められています。

フリートーク・コラム「皆で休み方改革!」

Fides Freetalk Formation

大網サテライトの花﨑(はなざき)です。コラム2度目の掲載となりますが、今回は有給休暇について綴ってみようと思います。

皆様もご存知かと思いますが、二〇一八年六月二十九日に成立した『働き方改革関連法案』により、二〇一九年四月一日から使用者は、十日以上の年次有給休暇が付与される全ての労働者に対し、毎年五日間年次有給休暇を取得させる事が義務付けられました。これまでは、与えられた有給休暇を使うかどうかは社員自身に任され、一日も休暇を取らなくても構わなかったわけですが、二〇一九年四月以降は、最低五日は社員に休暇を取らせないと労働基準法違反となってしまうことになりました。

我社では何年も前から社員の長期有給休暇の取得について推奨されていましたが、昨年末行なわれた社内の衛生委員会に出席した際、『有給休暇完全取得までの道のり・効果』について、以下のような内容が挙げられました。

①休んだことで仕事に弊害が出ない仕組みづくりが必要
→社員同士での情報共有、業務の標準化、ITを駆使した資料の共有等が必要

②休むことによってエネルギー充填になる
→リフレッシュ、心と体の回復、両者のバランスの良い状態での回復、将来の自分の為になる事(勉強・読書・運動等)

①・②が達成できれば、次の仕事のパフォーマンスを上げる為の準備となり、生産性も向上すると考えられます。資格取得やそれに向けての学習時間も確保でき、スキルアップにも繋がります。また、長期の休暇が取れれば、趣味の幅を広げたり、新しい挑戦、家族とのコミュニケーションをとる時間も増えます。忙しくて今まで気付けなかった新しい発見も多くなるのでは?と考えています。自分自身としては、年に数回行くライブやコンサートは関東圏開催の会場へしか行けず、日帰りでバタバタとしていたので、いろいろな会場へ遠征し観光しながらゆっくり過ごしたいなと思います。

東京オリンピック開催で慌ただしい建設業界である昨今、日々動き続ける現場、24時間365日対応の我社としては非常に難しい課題と考えられますが、方法はあるはずです。我が社の年度末まで残り二ヶ月ですが、チームメンバーに留まらず、全社員で知恵を出し合い協力し、仕事の生産性を上げ、有給完全取得を目指します。御客様の協力を仰ぐ事もあるかと思いますが、その際はどうぞよろしくお願い致します!

今月の担当は…

大網サテライトチームリーダー 花﨑茂雄

それってドーシテ?「畳のドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「フィデスのパートナーと”もやう”とき」

フィデス相互協力会は平成元年に創設された。創業者は『下請け』と言う分け隔てを嫌い、その言葉を許さなかった。

社員は家族、協力会社様も同じ家族だ、との強い“思い”を、並木現会長も引き継ぎ、「協力会社様なくして、わが社の存在はない」と、対等な立場で“相互”に繁栄できる協力会を目指した。請負契約や金銭の流れは当然発生するが、あくまでも商品やサービスの対価であり、そこに主従関係があるわけではなく、役割分担なのだ。当時、“下請け”と呼び捨てにして高額の会費を取り、飲食や遊興の費用に充てるなどの協力会も存在していたが、フィデス相互協力会では、事業の運営費、懇親会など、全て“割り勘”が原則であり、それは今も変わらない。

毎年開催する経営方針の説明会において、わが社の考え方に賛同された上で入会いただくことになっている。創設時、30社でスタートしたのだが、今では70社を超えるほどに成長し、千葉のみならず東京、茨城、神奈川からもお集まりいただく。又、電気、空調、衛生、保安管理、と言った幅広い分野の企業にご入会頂いだいており、わが社の事業分野の変化が色濃く反映されている。

そして、『安全は究極の品質』をモットーとした安全講習会の開催、安全パトロールの実施、健康診断、ボウリング大会や親睦旅行、懇親会など、協力会の役員の皆様のご尽力により、多くの事業が企画され、実施されてきた。そんな協力会事業の一つに新年交流会がある。今年の新年交流会にはお陰様で113名の方々がご参加頂き、盛大に開催された。“この新年交流会を楽しみにしている”“取引先だから義理で参加しているんじゃない”と言う会員の声を聞かせて頂き、安堵すると共に感謝せずにいられない。新年交流会は気さくに楽しめる居心地の良い場所に育った。しかも、この交流会の会費は東日本大震災の義捐金として全額寄付する、これも“もやいの精神”の表れと、大変嬉しく思う。

毎年、新年に『Future Meeting』と称し、社員全員で未来を語ってきた。今年は特に現場が繁忙で、止む無く中止になったが、夢や目標を失って発展はあり得ない。そこで、この新年交流会の場をお借りして、夢を語らせて頂こう、とお時間を頂いた。国を挙げての『働き方改革』の一環でもあるが、残業がゼロになったら、その自分の時間に何する、何したい?を正月休みに、炬燵に入ってみかんを食べながら、考えて貰った。“ジムに通って訓練し、トライアスロンに挑戦したい”“趣味を極めたい”“料理の腕を磨いて彼女にご馳走したい”などなど、様々な夢が60個も発表され、触発された相互協力会の会長さんまで“残業ゼロになったらゴルフの腕を磨きたい”と飛び入り参加して頂けた。

世の中、特に中小企業の労働力不足は喫緊の課題とされ、労働環境の改善はお客様とわが社に関わる全ての人々と共に改善に向けて挑戦しなければならない課題である。残業ゼロで創りだされる自由な時間は、新たな価値観を産み出し、それは働き甲斐に繋がり、心豊かな人間的な暮らしを与えてくれる。この大きな課題は、わが社だけでは到底解決できず、わが社に関わる全ての人々、お客様、相互協力会の皆さん、そして社員も家族も、一丸となって挑戦しなければならない。その先には、本当に豊かで明るい未来がある筈だ。

そして、その実現は、創業者の夢見た相互協力会創設の願いでもあり、わが社に与えられた使命でもある。

hosoya
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