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FIDESレター

春の空調メンテナンス-FIDESレター【2025年5月号】

FIDESレター 2025年5月号

春の空調機メンテナンス

春の空調機メンテナンス

空調機の試運転と内部清掃を行いましょう!

▶空調機の試運転と内部清掃を行いましょう!

日本気象協会によると、今年の夏も猛暑によって厳しい暑さになることが予想されています。夏本番は、空調機の更新や修理の依頼が大変混み合います。夏の暑い時期がやってくる前に、お使いの空調機の試運転と、内部清掃を行うことをおすすめいたします。

試運転のポイント

運転モードを「冷房」に設定し、最低設定温度の16℃に下げて運転しましょう。約10分程運転し、室内機の吹出口から冷たい風が出ているか確認し、さらに20分程運転して、室内機から水漏れなどがないか確認してください。この際に、異臭や、異音、運転ランプの点滅などの不具合がないか確認しましょう。運転中に問題を発見した場合は、早めに修理を手配するか、更新を検討してみてください。

試運転の際はココをチェック!

定期的に内部清掃を!

1ヶ月に1回のフィルター清掃、1年に1回の内部清掃がおすすめ!

空調機の機種や室内の広さ、使用環境などにもよりますが、業務用空調機の適切な清掃(内部清掃)の頻度は一般的には2~3年に一度となっております。ただし、24時間営業の店舗(コンビニなど)や、長く稼動する工場などで常に空調機をフル稼働させている場合や、美容室や飲食店などの店舗で空調機のフィルターが汚れやすい環境である場合は頻度が高くなります。1ヶ月に1回のフィルター清掃、1年に1回の専門業者による内部清掃を行うようにしましょう。

POINT1 空調機のフィルター清掃方法について

■フィルターは定期的に掃除しましょう

空調機はフィルターならご自身でも清掃が可能です。定期的に掃除をして、清潔に保ちましょう。

①ブレーカーを落とす
①ブレーカーを落とす

漏電や感電の恐れがあるので、必ずブレーカーを切ってから掃除しましょう。

②フィルターを外す
②フィルターを外す

無理やり引っ張らず、取扱説明書の通りに丁寧に外しましょう。

③汚れを落とす
③汚れを落とす

フィルターに付着している汚れを掃除機で吸い取り、掃除機で取れなかった汚れは水洗いで流します。

④ドライヤーで乾かしたあとに天日干し
④ドライヤーで乾かしたあとに天日干し

ライヤーでフィルターの水分をある程度乾かしたのち、天日干しをしてしっかり乾燥させます。

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天井が高く、高い脚立を利用しないと取り外しができない場合は、危険ですので専門業者に依頼してください!

POINT2 空調機の内部洗浄方法について

■ 内部洗浄は専門業者に依頼しましょう

空調機を分解しての内部洗浄は、素人が無理に行おうとすると不具合や故障の原因となります。必ず専門の業者に内部洗浄を依頼してください。なお、冷暖房を使用するオンシーズン(6~8月/12~2月)は業者が繁忙期であることが多いため、オフシーズン(4~5月/10~11月)の間にご依頼することをおすすめします。

室内機の内部を洗浄した排水が真っ黒に。定期的に内部洗浄をしましょう。

↑室内機の内部を洗浄した排水が真っ黒に。定期的に内部洗浄をしましょう。

①分解・取外し
①分解・取外し

本体の動作確認の上、外装パネルを取り外し、エアコン内の各種部品を分解して外していきます。

②養生・洗浄
②養生・洗浄

水の飛散を防ぐために養生(シートでカバー)をします。高圧洗浄機などの機械を使い、丁寧に洗浄します。取り外した各種部品なども洗浄します。

③乾燥・組み立て・乾拭き
③乾燥・組み立て・乾拭き

すべて洗浄後、乾燥させ、元の通りに組み立て、全体を乾拭きします。

夏場の空調機にオススメ!業務用空調室外機向け散水システムのご紹介 

スカイエネカット

スカイエネカットは、エアコンの室外機に水を噴霧することで冷却効果を高める、業務用エアコンのオプション器材です。室外機にスカイエネカットを取付けることで、必要に応じ室外機本体の周りに自動でノズルからミストを噴射し、室外機本体を冷却することができます。噴射されたミストが蒸発する際に室外機周辺の熱を奪うので、冷房能力が大きく上がる効果が期待されます。

室外機の運転効率UPに!

フリートーク・コラム「時代とともに歩んで八十年 - 変わらぬ信頼をこれからも」

Fides Freetalk Formation

先日テレビを見ていて、NHKが今年放送百年目を迎えることを知りました。番組では様々な特集が組まれていて、時代ごとの出来事や、当時の放送番組について取り上げていました。ドラマや映画は、庶民の日常生活を描き、昭和文化を形作っていき、時代の流れを経て現在に至ることを放送では振り返っていました。


今年は昭和百年という年でもあるようです。この百年は日本の近代化や戦争と復興、そして高度経済成長といった激動の時代で、昭和の価値観や文化が現代にも大きな影響を与えていると言われています。昭和二十五年以降の高度経済成長期に日本の製造業は技術革新を進め、世界的に競争力を持つ経済大国へと成長していきました。鉄道や自動車、家電製品の技術進化も進み、市民生活は急速に豊かさを増していきました。


私が生まれた昭和後期の五十七年は日本の経済が好調だった時期で、いわゆる「バブル経済」の前兆が見え始めたころだったようです。戦後最長の景気拡大を記録し、特に消費や企業投資が活発になったと言われています。私自身はバブルの恩恵を受けたという記憶はありませんが、昭和の終わりには、バブル経済の膨張とその崩壊という新たな問題を抱え時代は平成へと流れました。バブルがはじけ株価と不動産価格が急落したことにより、日本は経済的な停滞期に突入、バブル崩壊後の「失われた十年」は多くの人に影響を与えたことでしょう。そのあとの「就職氷河期」や「リーマン・ショック」と経済は混乱し、当時学生だった私も就職活動に大変苦労したことを覚えています。


昭和から平成という激動の時代を経て、元号は「令和」へ…この先はどんな時代になっていくことでしょうか。


フィデスは来年創業八十年を迎えます。この八十年の歩みを振り返りますと、決して平坦な道のりではなかったと思います。高度経済成長やバブル経済、リーマン・ショック、そして近年のコロナ禍と、時代の荒波の中で多くの困難と直面しながらも、常にお客様の信頼と期待に応えるべく、安全・安心な工事の提供に全力を注いできました。それは、「信頼」と「改革」、「人間尊重」の理念のもと、どのような時代にあっても変わらぬ姿勢を貫いてきたからに他なりません。


また、今日まで会社を支えてくださったお客様と社員一人ひとりの努力と情熱、そして日々ご協力いただいている協力会社様の存在なくして、今のフィデスは語れません。この場を借りて、心より感謝を申し上げます。


今後は二十年後の創業百年を目標に、社会のニーズや技術が変化していく中においても、変わらぬ信念を持って、お客様にとって「頼れるパートナー」であり続けるため、今後も日々邁進してまいります。これからのフィデスにも、どうか変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

今月の担当は…

営業チーム
顧客開拓担当責任者
筒井 知明

営業チーム 顧客開拓担当責任者 筒井 知明

それってドーシテ?「招き猫」のドーシテ?

招き猫のドーシテ?

フィデス社長コラム 原点回帰で80周年を迎える

第76期経営計画発表会を開催しました。私たちは「わくわく創造Company」を目指しており、そのマイルストーンとして、売上高30億円達成に向けた「Trans30!」を掲げてきました。また、創立80周年という新たな節目を迎え、さらなる歩みを進める所存です。

この特別な時期にあたり、胸に刻んでいるのが「原点回帰」。ひとつは、創業当時の想いに立ち返ることです。わが社の原点は、創業者・並木昭の想いにあります。戦後間もない時代、まだ電気が十分に普及していなかった九十九里地域の人々に電気を届け、復興に役立ちたい――そんな志のもと、創業者は安定した職を辞してまで、ゼロから事業を立ち上げました。当時の電気工事は、今とは比べものにならないほど脆弱かつ危険で、さらに困難な仕事であると推察できます。しかし創業者は、「ことに処して万全を尽くす」という覚悟を持ってこの業務に臨みました。また、「天知る、地知る、人知らざるも我は知る」という遺訓を残しています。これは、誰も見ていなくても誠実に仕事をするという姿勢であり、それこそが「お客様第一主義」につながっています。この精神を一貫して守り続けたからこそ、地域の皆さまや多くのお客様から信頼をいただき、今日のフィデスがあると信じています。

さらに、創業者が大切にしていたもう一つの考え方が、「社員は家族」という理念です。社員を家族のように想い、互いの考え方を尊重する姿勢は、かつて全社員が一堂に会する月次朝礼などを通じて理念を共有し、真面目な風土が育まれたと思います。この思想は、現在も受け継がれ、「信頼・改革・人間尊重」というフィデスの経営理念の根幹となっています。そして、この理念を実践するための具体的な取り組みとして「お客様第一主義」「環境整備」「クレームゼロ」の三つの基本方針を経営計画書に掲げ、時間をかけて企業文化として定着させたのが、二代目・並木鷹男会長でした。

原点回帰のふたつ目として、環境整備があります。「環境整備」は、単なる掃除ではありません。毎日50分間、床や便器といった場所の裏、隅、隙間まで徹底的に磨き上げることで、目に見える部分だけでなく、小さな変化や問題にも気づく感性が育まれたと信じています。かつては「城南と言えば環境整備」「環境整備と言えば城南」と言われるほど、社員の意識も高まり、多くのお客様からお褒めの言葉をいただいた時期もありました。まさに活動の原点であり、企業の活性化を促す重要な活動であったことの証しです。しかし近年では、働き方改革や生産性を求めるがうえ、環境整備に割ける時間が減り、その精神までもが薄れつつあるのが現状です。今ひとつ、原点に立ち返り、限られた時間の中でも、その意義を忘れることなく、朝夕一日50分という短い時間を最大限に活用する所存です。「環境整備は行動の原点である」という精神を大切にし、これからもより良いサービスを提供してまいります。

「原点回帰」とは、単に過去を振り返ることではありません。社員一人ひとりが『お客様第一主義』と『環境整備』を胸に刻み、お客様と誠実に向き合いながら、さらなるサービス向上に向けて全力を尽くします。これから迎える80周年は、わが社にとって未来を切り拓くための重要な節目となります。これまで成長できたのは、いつも温かく支えてくださるお客様の存在があったからこそです。これからも、皆様に必要とされ、信頼される企業であり続けるために、社員一丸となって努力を重ねてまいります。

80周年プロジェクトにつきましては、来月改めてご報告させていただきます。どうぞ楽しみにお待ちください。

hosoya
編集後記
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