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FIDESレター

初夏は気候が変わりやすく、不安定になりやすい時期です。 今回は、そんな季節に起こりやすい、雷と熱中症についての特集です。-FIDESレター【2017年6月号】

FIDESレター 2017年6月号

梅雨から夏へ、油断は禁物!初夏の気候に要注意!

初夏は気候の変動が激しく、地上の気温が上がると、地上と上空との気温差が発生し、大気の状態が不安的になりやすくなります。この時期は特に落雷及び雷サージに注意する必要があります。

雷被害の色々

雷には、電流の大部分が建築物などを通過する『直撃雷』や、電源線・通信線などを経由して高電圧が侵入してくる『誘導雷』、大気中を伝わって侵入する『侵入雷』などがあります。雷撃によって発生した巨大なエネルギーは『雷サージ』となって電源設備や通信回線に侵入し、機器や設備を破壊・損傷します。

近年、この誘導雷や侵入雷などによる被害が急増しています。その原因として、過電圧に脆弱な電子機器の増加や、電源・通信等ネットワークの複雑化によるもの等が挙げられます。

落雷が発生したら…

最も確実なのは、電源ケーブルや電話のモジュラーケーブルなどを抜いてしまう方法です。誘導雷の侵入経路から物理的に切り離してしまうことで、接続機器や電気機器を守ることができます。とはいえ、当然電源ケーブルやモジュラーケーブルを抜いている間は接続機器などを使用することができません。また、雷の度にケーブルを抜いて回ることも手間になります。その場合は、避雷器(SPD)を利用する方法があります。

避雷器(SPD)とは?

避雷針は落雷を受電部に誘うことで、人身事故を始めとした建物の火災防止、その他諸設備への被害を防ぐことを目的としています。避雷針(受電部)で雷電流を捕捉することができれば、雷放電の大部分のエネルギーは大地に流すことができます。

しかし、避雷針(受電部)だけでは、大地電流による誘導雷から機器の被害を防ぐことができません。この誘導雷に対して効果を発揮するのが、避雷器(SPD)です。

SPD とは低圧サージ防護デバイス【Surge Protective Device】の略称です。別名、アレスタ、サージプロテクタなどとも呼ばれています。

避雷器は雷サージなどの過渡的な過電圧を制限し、サージ電流を分流させることで、電気機器を保護することができます。

初夏や梅雨明けなど、体が暑さに慣れていない中で気温が急上昇するときは、熱中症に注意しましょう。熱中症は正しい予防方法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。

熱中症って何?

熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。気温が高い状態が長く続くと、発汗して、水分や塩分が失われてしまい、また湿度が高いと、汗が蒸発せず、熱がこもったままの状態になり、結果、体の中の熱が放出されなくなってしまう状態になります。人間の生理的な反応から生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまで、様々なものがあります。

熱中症になるとどんな症状が起こる?

熱中症の症状と重症度を分類すると右表のようになり、Ⅰ度(現場での応急処置で対応できる軽症)、Ⅱ度(病院への搬送を必要とする中等症)、Ⅲ度(入院して集中治療の必要性のある重症)に分けられます。

特に『意識がない』などの脳症状の疑いがある場合は、早急に病院へ搬送することが重要です。

暑い日やスポーツ時・作業時などで少しでも異常を感じたらこれらの症状を疑ってみましょう

まず、真っ先に行うべきこと

涼しい日陰やクーラーの効いた室内などに移動する
まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風の通りがよい日かげに移動し、安静にしましょう。

衣類をゆるめて、体を冷やす
衣服をゆるめて、体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。

水分を補給する
このとき、水分だけではなく、汗によって失われた塩分も補給する必要があります。0.1%くらいの塩水か、スポーツドリンクを少しずつ何回にも分けて補給しましょう。

その際、おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませることはやめましょう。

この状態がみられたら・・・

筋肉がけいれんしているなら(熱けいれん)
けいれんしている部分をマッサージします。また、体の特定の部分(例えば脚など)が冷えているなら、その部分もマッサージしましょう。 

皮膚が青白く、体温が正常なら(熱疲労)
心臓より足を高くして、あおむけに寝かせます。水分が摂れるなら、少しずつ薄い食塩水かスポーツドリンクを何回にも分けて補給しましょう。

皮 膚 が 赤く、熱っぽ い なら( 熱 射 病 )
上半身を高くし、座っているのに近い状態で寝かせ、とにかく体を冷却。首、脇の下、足のつけ根など、血管が皮膚表面に近いところを氷などで集中的に冷やしましょう。氷がない場合は、水を体にふきかけ、風を送って冷やします。アルコールで体を拭くのも良いです。このとき注意したいのは、体の表面だけを冷やしてふるえを起こさせないこと。

症状が回復しても必ず病院へ
回復したつもりでも体内に影響が残っていたり、再発のおそれもあります。熱中症になったら、回復した後でも必ず病院で診てもらいましょう。

体調を整える
睡眠不足や風邪ぎみなど、体調の悪いときは、暑い日中の外出や運動は控えましょう。

こまめに水分補給
『のどが渇いた』と感じたときには、すでにかなりの水分不足になっていることが多いです。定期的に少しずつ水分を補給しましょう。

年齢も考慮して
体内の機能が発育途中のお子さんや、体力が衰え始めた高齢者の方は熱中症になりやすいです。年齢を意識して、予防を心がけることも大切です。

服装にも注意
通気性の良い洋服を着て、外出時にはきちんと帽子をかぶりましょう。

フリートーク・コラム「ちょっとした革命」

Fides Freetalk Formation

健康診断の結果、毎年恒例のように健康の基準値を超え、保健師から毎回同じ指摘やアドバイスを受けます。その原因が不規則な食事や運動不足であることは、重々承知しています。最近は健康ブームで、皇居の周りを走ったり、登山やボルダリングをしたりと、様々なスポーツをしている人の姿をテレビ等で見かけますが、どこかで自分とは無縁だと感じていました。なぜなら、私は今まで大病を患ったことが無く、健康診断の結果よりも、『自分はまだ大丈夫』という根拠のない自信の方が勝っていたからです。

ところが先月、ちょっとした革命が起こりました。なんと私が、今年9月に開催される九十九里トライアスロン大会のリレー部門にエントリーしたのです。しかもスイム1.5㎞という、チャレンジを通り超えて、無謀ともいえるところでの出場です。私自身、かつて高校1年生の時に遠泳を経験しましたが、その時は、海面から頭を出したままの平泳ぎによるものでした。制限時間があるレースの泳ぎとは、まるで別物です。

とはいえ、出場するからには、制限時間内に完泳するぞ!という意気込みで、早速ジムのプールに通い始めました。勢いのままに、まずはクロールで25m泳いでみました。が、すぐに全力を出し切る状態になってしまい、泳ぎ終わってみれば、ぜいぜいと肩で息をしてしまうほど疲れ果ててしまいました。流石にいきなりクロールは無理だったと思い、泳法を平泳ぎに切り替え、長距離を泳ぐ練習に変更しました。

そんなトレーニングの成果が出始めたのか、最近は食事も美味しく摂れ、心なしか体型にも変化を感じています。なにより、トライアスロンという目標に向かって挑戦することで、やる気と充実感の好循環に繋がっています。保健師に何度アドバイスを頂いても改善できなかった自分が言うのもなんですが、プールでのトレーニングは、体に無理な負担が掛からない全身運動になるので、運動不足の皆様にはスイミングを是非ともお勧め致します。

今回のことをきっかけに、私もこのまま健康ブームに乗り、今後もトレーニングを継続していければと思っています。私の様に勧められてもやれなかった人間が、何かに挑戦して向上心が芽生えたことは、ちょっとした革命なのだと思います。

今月の担当は…

取締役営業MG
小林 裕

それってドーシテ?「長寿祝いのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

明日の設備工事業界をどう読み解くか

『アナタノアスノサギョウハ、&@$ ゲンバデ、エアコントリツケサギョウデス、ハイカンロボットト、キキトリツケロボットガ、ドウコウシマス。ジュンビシテクダサイ』と人工知能【AI】から作業指示のメッセージを受け取り、そして工事現場で“ 鉄腕アトム ”が動き回る光景を思い描きながら、『第65回電設工業展』の会場に足を運んだ。

社会の要請と時代のニーズに応え、《人を守る 暮らしを守る 電設技術が未来を守る》コンピューター関連技術を活用する【ICT】や、すべての『モノ』がインターネットにつながる【IoT】、そしてロボット等の先端技術を駆使して『安心』『快適』をご提供し『生産性の向上』を図る、これが今年の工業展のテーマだった。

2020年に開催される東京オリンピックの関連施設やインフラ整備が急ピッチに進められ、労働力、技術者不足が急速に顕在化している。少子高齢化は最早避けては通れず、次世代の担い手を確保するには労働環境の整備が急務となる。鍵を握るのは“ 生産性 ”であろう。お客様、現場管理技術者、現場技能者“ 三方よし ”になるよう、関わる全ての人達が真剣に『建築工事の生産性の向上』に取り組み、付加価値を高めて、生産性の向上と労働時間の短縮という社会から突きつけられた相矛盾する大きな課題を解決しなければならない。

そんな思いをこめて会場の隅々まで目を凝らし、“ 魔法の杖 ”を探し求めた。各社から、情報通信技術や最新技術の粋を集めて開発された様々な資材や工具が展示されていた。「ヘエエ」と思うような便利な工具や資材、サービスは沢山並んでいたが、革新的な、未来を予感できるような“ 魔法の杖 ”に出会うことはなかった。

隣で開催されていた、設備機器展『みらい市』にも立ち寄ってみた。入り口から通路の壁一面に人口推移統計データや出生率、エネルギー消費量、住宅着工数などの未来予想データが掲示され興味を引いた。データによると、少子化や人口移動に歯止めがからず市町村の半数が消滅し、2050年には日本の人口は8800万人まで減少するという。このままでは市場は縮小し、日本経済は壊滅的な打撃を受けることになる。この危機から脱出する手段として、いくつかの納得できるストーリーも提案されていた。

①東京オリンピックを機に、おもてなしの日本をアピールする。国際展示場にはカジノを併設し、ホテル、商業、娯楽施設などの複合施設を増やすなど観光立国としての集客力を高めればインバウンド需要により景気を維持できる。

②移民の受け入れ体制を確立し、良質な労働力を確保する。又、子育てしながら安心して働ける環境を整備し、人口減少に歯止めを掛ける。

③ICT、IoT、AIの急速な進歩は、医療技術、社会福祉、自動無人化運転、宅配サービスなどにより人々の生活は“ ゆとりのある暮らし ”に向けて大きく変化し、豊かさへの内需拡大にも繋がる。

確かに地球上の人口は後進国を中心に爆発的に増加しており、海外と連携、融合することにより、人口減少や労働力不足の問題を解決する糸口は見つけられそうだが、そこには未だ様々な課題も内在されているように思う。

30年以上も前のことである。米国で住宅の工事現場を視察した時に『CPM=クリティカルパスメソッド』と言う緻密なネットワーク型の工程管理を目の当たりにした。工程の遅れは前工程に責任があり、遅れれば違約金を払わされる。早速、取引先のハウスメーカーにその手法を提案したが、「無理、無理、絵に描いた餅、現場はそんな上手くは廻らない」と、“ 馬の耳に念仏 ”で全く取り合って貰えなかった。労働時間の短縮や生産性の向上に対する価値観、意識の違いはこれ程までに乖離しているのか、と驚いた。

しかし、現在では日本人の労働時間に対する意識は大きく変ってきた。これからは“ 労働人口 ”が減少し、さらに労働時間を短縮した上で生産量を確保するという矛盾を解決しなければならない。“ 必要は発明の母 ”、既に各業界では人工知能の採用に取り組み始めた。近い将来、工事現場においても、建築規模、工事期限、施工の難易度などを分析し、工程管理や労務管理など現場管理で人工知能やロボットが活躍する日が来るだろう。未だローテクの建設業界であるが故に、機械化、ロボット化が実現すれば絶大な効果が期待できる。

我が社も2020年のその先を見つめてICT技術を身につけ、又、女性や外国人が活躍できる職場環境を整備し、お客様の期待と社会の要請に応えられる会社に変わらなければ、最早生き残れない時代が“ 直ぐそこまで ”来ている、ということなのだ。

hosoya
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