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FIDESレター

冬場はインフルエンザなどのウイルスや菌などに悩まされる季節です。 今回は、ウイルス対策とLEDベースライトの二本立てで特集します。-FIDESレター【2020年2月号】

FIDESレター 2020年2月号

冬場の困った来訪者・・・健康に乗り切ろう!

ウイルスや菌に悩む季節、対策はどうすれば?

冬場は風邪やインフルエンザが猛威を振るう季節です。また、現在中国の湖北省武漢市を中心に、2019年12月以降、新型コロナウイルス感染症が発生しています。これらの流行を防ぐためには、まず原因となるウイルスを体内に侵入させないことや、周囲にうつさないようにすることが重要です。一人一人が 『かからない』『うつさない』対策を実践しましょう。

オフィスや施設などの天井に設置する、光源にLEDを使った基礎照明であるLEDベースライト。天井に直接取り付けることが基本で、室内全体を広く明るくする目的で使われています。今回は便利な機能を搭載したLEDベースライトをご紹介いたします。

LED照明とカメラが合体!ラクラク設置で簡単に録画が出来るベースライト

『ViewLED(ビューレッド)』は、LED照明と映像録画カメラを融合させた新しいベースライトです。LED照明と映像録画機能付きカメラが一体構造となっているため、カメラを設置するための専用録画機器や専用配線などは不要。設置環境や、逆光になりやすく映像録画できない、などの光環境を理由にカメラの設置を諦めていた場所などにもおすすめです。

自動上書き録画で撮り逃さない

自動録画された映像は、LED照明器具本体内のmicroSDメモリーカードに一時保存されます。必要に応じてSDカードからデータを別の記録媒体に移し、確認することができます。もしも・まさかが起こった際、映像記録は心強い味方となります。

Wi-Fi接続で手軽に見れる

設置の際に映像範囲や録画イメージをWi-Fi接続でスマートフォンなどで閲覧できます。その場で確認することが出来るのでとても便利です。

例えばこんな場所におすすめ

時間の流れを多彩な表情で演出!窓の外を見ているような新感覚ベースライト

『SORAIRO(ソライロ)』は、美しさや爽快感をイメージさせる、空の表情をモチーフとしたLEDベースライトです。医療・福祉施設など、外出しづらい利用者が集まる空間の演出や、自然光を取り入れにくい場所などへの設置を想定して作られています。明るさを確保するベースライトとしての性能を維持しながら、光のグラデーションで青空や夕焼け空などのイメージを天井に表現することで、開放感やリラックス感を演出しています。

例えばこんな施設におすすめ

病 院 (デイルーム・個室)

  • 訪れる時間で雰囲気が変わる
  • 開放感があって落ち着く
  • 時間の流れを感じることができる

ショッピングモール

  • 開放感があって楽しい
  • 時間の変化が分かりやすい
  • 売り場を目立たせられる

時間の流れを光のグラデーションで表現

スケジュール運用で時間に合わせた快適な制御が可能です。

フリートーク・コラム「ブレーカーの話」

Fides Freetalk Fiormation

雨の夜の緊急対応。アパートが全停電しているらしい。現場に到着する。建物は全ての明かりが消え不気味なほど真っ暗。入居者の一部は駐車場の車に避難している。開閉器盤を開けるとメインブレーカーがOFFの状態になっている。現在は修繕されているものの過去には軒天から雨漏りが有った様で、漏水の形跡が盤の中に残っている。ブレーカーのレバーを上げて復旧を試みるも、レバーは何の手応えもなく重力のままOFFに戻る。明らかに故障している。

「くそっ、犯人はコイツか」
過電流から建物を守る筈のブレーカーが停電の原因になっているとはひどいものだ。

強さを増した雨が軒下まで吹き込んでくる。盤の扉と軒天の間に無理矢理挟んだビニール傘とランタンの明かりの下、交換作業に入る。そして故障したブレーカーを盤から取り外したその時、ジャラっと内部が崩れ落ちる音と感触が伝わり隙間から錆の粉と金属片が出てきた。

そして、私は悟った。
「コイツは犯人なんかじゃ無い」

竣工からこの雨の夜までの四半世紀、奴はこの建物を過電流から守り続けてきた。需要率に基づいた設計上、過電流遮断という形で本領を発揮する機会は無かったであろう。それでも浸水、湿気、電気機器にとって劣悪な環境の中、奴は働き続けて来たのである。

電気機器が寿命を迎える時、黙って何時の間にか働かなくなっていても普通である。中には発煙、発火など最悪の形で最期を迎える物すらある。しかし、奴は違う。内部が朽ち果て機能を維持できなくなる時、文字通り最後の力で、奴ができる唯一かつ一番確実な方法、『回路を遮断する事』で自分の最期を皆に知らせたのだ。遮断の衝撃で朽ちていた内部は粉砕する。それでも過電流に対する無警戒状態を一瞬も作ることなく、責任を全うしてこの世を去ったのである。なんとバカ真面目で、なんと誠実な、なんと頼もしい機器なのであろうか。そう思うと足元の布バケツの中に転がるジャンクに尊敬の念さえ覚えた。

交換作業が完了した。
「復電します。」

次の四半世紀頼んだぞと、新しいブレーカーをONにする。彼は小気味良い音と手応えで任せろと答えた。

建物に明かりが戻った。入居者が部屋に戻ってくる。いつもの当たり前の夜が戻った。いつの間にか雨は上がり雲間には星が光っていた。

世の中の殆どの電気設備はこの頼もしき機器、ブレーカーに今日もこの瞬間も守られている。バカ真面目過ぎるこの機器と、その偉大なる開発者に『敬礼』。

今月の担当は…

つくばサテライトチームリーダー 清水 克朗

それってドーシテ?「チョコレートのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「我が社の男女比率を50%にする!」

新年早々、『日本の男女平等度は、先進国の中で最下位』というニュースに驚かされた。確かに欧米諸国と比べると、女性の活躍する場が未だ少なく、女性の社会進出も遅れているように思える。国を挙げて一億総活躍時代との施策を打ち出してから既に相当の時が経っているが、理想と現実は程遠いと言わざるを得ない。

新年の賀詞交換会では決まって政財界の来賓諸氏が紹介されるが、そこに女性が登壇することは稀であるし、企業の代表者が多い参加者の顔ぶれも、女性は数えるほどである。業種の特性もあるだろうが、建設業界は特に男女の不平等感が強い様に感じる。

千葉銀行の新年交歓会に参加させて頂き、ブックオフの元女性社長のお話を聞かせていただいた。自分の力で初めて給料を手にした感動から働く喜びを知り、寝食を忘れて仕事にのめり込んだ。ご主人に愛想を尽かされるほど仕事に熱中し、主婦から社長にまで上り詰めたサクセスストーリーである。勿論、自身に経営者としての資質があったことなど本人は全く気づいていなかったようだ。いつどこで、このように隠された才能が、突然、開花するか分からないものである。

世間を見渡せば、保育所不足や親の介護などの諸事情で働きたくても働けない女性も多く、有益な能力が埋没しているとしたら、我が国にとっても大きな損失である。10年前に働き方改革を学びに社員研修旅行で訪れたオランダ、これからはネザーランズに統一されるそうだが、現在の日本と事情は異なるだろうが、瀕死の経済状況からワークシェアリングを活用して見事復活を成し遂げた『オランダの奇跡』から我々は学ぶべきことがもっとあるのではないだろうか、とふと想い出した。オランダの成功要因は一人ひとりの労働時間を短縮し、仕事を分け合うワークシェアリングを導入したことが挙げられる。更にフルタイムとパートタイムの賃金格差をなくしたことにより、誰でも働き方を選べるようになったことも大きい。その上で国を挙げて人材育成に力を注ぎ、国際競争力を取り戻したのである。

昨今、人口減少、働き方改革、人手不足、超過労働時間など、労働環境関連の言葉を聞かない日はない。そんな日本を救う一番の救世主は間違いなく女性のパワーであり、女性が活躍できる労働環境が、企業の存続の鍵を握ることになるのは間違いない。

わが社では、30年も前から設計、積算業務や現場管理業務に女性力を活用して来た。DNA的にも女性の方が優れており、しかも逞しく、器用で、丁寧、手順通り確実に仕事をこなすことは、わが社の女性社員たちが実証してくれた。しかし男社会の工事現場では、残念ながら女性が活躍する環境がまったくと言って良いほど整備されていない。3K(きつい・汚い・危険)の労働環境、仮設トイレや更衣室などへの配慮不足等など、女性の能力だけでは乗り超えられない壁が立ちはだかっていた。

体力的なジェンダー差は否めないところであるが、時代は確実に変わっている。生産性の向上に向けて省力化、機械化が大きく前進し、次世代ネットワーク5GやIoTの普及など、先進技術を上手に活用すれば工事現場に行かなくても仕事が出来る可能性も夢ではない。さらに個々人の能力や特徴を上手く活かせば、このピンチをチャンスに変え、更に大きなパフォーマンスを生み出せるだろう。

『我が社の男女比率を50%にする!』今こそ、固定概念を打ち破って女性の能力を発揮できるようなビジネススタイルに変革させ、女性ならではの商品とサービスを作り出すことが必要であると思う。是非とも志のある女性が、わが社の門戸を叩いてくれることを切に願っている。

hosoya
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