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FIDESレター

新年あけましておめでとうございます。 2020年も、フィデス株式会社を宜しくお願い申し上げます。-FIDESレター【2020年1月号】

FIDESレター 2020年1月号

2020年のご挨拶~お客様と目指す金メダル~

明けましておめでとうございます。皆々様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。わが社も社員一同、無事に新しい年を迎えることができました。これもひとえにご愛顧くださる皆々様のお陰と心から感謝を申し上げます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

本年は、待ちに待ったオリンピック・パラリンピック東京大会の年です。2013年9月、五輪招致決定のニュースは、低迷していた景気の“気”を擽り、重苦しい状況にあった日本を一瞬明るくしたように感じました。その後“実態のない景気回復”と揶揄されたように、実質的な好況感が乏しいと感じていました、しかし、漸くその効果がジワジワと出始め、今になって最高潮を迎えたような気がします。現状は五輪景気と少子高齢化による人手不足が重なり、納期の遅れや工程の乱れが産業界を襲う中で、とりわけ新国立競技場は、建設業界のみならず日本中がはらはらしながらその完成を注視していました。ご存知のように設計の段階からひと悶着あり、着工が大幅に遅れ、完成も危ぶまれましたが、そこは流石日本です。国の威信を掛けて先日、無事にこけら落しが行われました。これぞ日本人の使命感、勤勉さ、緻密さといった底力です。その一方で、下請けに依存する建設業界特有の重層構造による問題点、働き方改革に逆行する劣悪な労働環境などが浮き彫りになりました。建設業界は、施工能力の増大、発注時期の平準化、適正な工期の設定など大きな課題を突き付けられたまま、2020年を迎えました。

2020年以降の景気判断ですが、米中摩擦、人口減少、設備投資の減速など明るい見通しは少なく、不安を感じます。前回1964年の東京オリンピックは、日本にとって経済、文化、国際競争力などの各分野において、真のターニングポイントとなりました。今回のオリンピックも未来の日本を担う重要なイベントであり、日本国民全員が力を合わせ、成功に導いて大きな転換点になることを祈っています。時代は、新幹線からリニア新幹線へ、テレビは4K、8Kへ、新たなICT技術によって人工知能や5Gが開発されるなど、テクノロジーのさらなる進化に期待が持てます。また各種メディアや訪日外国人により、日本の素晴らしさを広く世界に発信して頂ける良い機会でもあり、インバウンド市場拡大への効果が見込まれます。オリンピックはスポーツの祭典であり、経済効果ばかりを語っていては本末転倒です。世界各地から参集してくるトップアスリート達が金メダルを巡り、どんなドラマが繰り広げられるのか、今からワクワクしています。

さて、わが社にとっての金メダルは、お客様の難しいご要望にお応えし、それを完璧に叶え、そしてお客様にご安心して頂くことではないかと思います。多くのメダルを獲得するために、創業以来、末長くご愛顧頂いているお客様からのご下命に加え、新たなお客様からのお引き合いも頂けるよう全力で顧客サービスに注力して参りました。その努力が報われ、最近ではその成果が少しずつ花開いて来たように感じています。また、わが社では“Enjoy Working”を掲げ、社員と協力会社様が手を携えて仕事を楽しみ、お客様にも楽しんで頂きながら、地域社会から必要とされる会社を目指しております。皆様と『信頼』の絆で“もやう”には、ウルトラCの大技は要りません。先ずは、基本に忠実で確実な技術で、安心・安全な建築・生産設備をご提供すること、そしてお客様のお役に立つご提案ができるよう、一人ひとりの技を磨き上げて行くことだと思います。74年間、諸先輩方が築き上げてくれたこの『信頼』を決して失わないよう、臨機応変の対応で高品質な商品・サービスを精一杯ご提供することをお約束いたします。

本年もより一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。

フィデス株式会社
社長 細矢  充
社員一同

代表取締役会長並木鷹男の新年のご挨拶「剣道元年」

『謹賀新年』本年も宜しくお願い致します。

フィデスレターを卒業して二年、原稿締め切りの恐怖もすっかり忘れ去ったある日『会長、新年号掲載の特別枠コラムの執筆をお願いします』と荒井編集長からのメール、あらまあ、未だ出番があるんだ、と嬉しくもあり面倒だなあが正直なところ、と言うのはネタ探しが大変なんです。独りよがりでは失礼だし、とりわけ文才もない、結構、苦しむんです。二週間も前に依頼されていたのに、生来のぎりぎり主義は、崖っぷちに立たされないと良い知恵が浮かんで来ない。

それに新年号ってのが一番厄介なんです。電業協会の会長を務めていた頃、毎年この時期になると元旦の業界紙や新聞などに載せる挨拶分の依頼が多数舞い込み、二カ月も前から、新しい年を迎え…なんて書く、かなり空しいものです。ただ少し位世の中変わってもオリンピックは開かれるだろう、国民的行事、直球ど真ん中、オリンピックネタなら先ず間違いはないと今回は踏んだのです。

剣道、なに?唐突に!

そこで、ふと湧いた疑問、剣道は古来からの日本の武道なのに、何故オリンピック競技に採用されないのか、フェンシングは第一回アテネオリンピックから正式種目なのに!と。創業者は剣道一筋、最上位の範士の称号を戴いていました。クソ真面目な堅物でしたから、剣道は精神修養であり、試合に強ければ良いものではない、剣道の極意は戦わずして勝つことだ、と教えられてきました。これってフィデスの社風かも知れません。

そうです、私、恥ずかしながら剣道初段なのです。物心ついた頃から試合や稽古に親父の防具を担がされ、剣道精神を叩き込まれてきました。高校では当然のように剣道部に入部し、徹底的にしごかれて初段を取り、さあこれからと言う一年生の秋、交通事故により頭蓋底骨折の重傷を負い三日三晩生死を彷徨い、それでも奇跡的に三途の川から帰って来れたのです。主治医から「生かしておくとなんか役に立ちそうだからと神様が助けてくれた、これからの人生は付録だと思い、世の為、人の為に尽くせよ」と。結果、剣道はドクターストップ、初段で終わりましたが、剣道の理念は親父から叩き込まれました。

剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である、と理念に定められ、心身を錬磨し、礼節を尊び、信義を重んじて誠を尽くし、人類の平和繁栄に寄与せんとするものである、これが剣道の理念ですから、徒に勝敗に拘るオリンピック種目とは一線を隔す、との立場を日本剣道連盟は崩しません。

親父から叩き込まれた剣道の精神からすれば当然のようにも思われますが、それでも剣道がオリンピックに採用されたら体力的なハンディは少ないのでメダルを稼げる種目になるのでは、と思うこともあります。理念を重んじ礼節を守り、過大な商業主義に陥らず、なおかつ強い日本剣道を育て上げる、剣道の国際的な発展は日本人の根底に流れる大和魂の発露に繋がり、若者間に崩壊しそうな日本人のアイデンティティ、道徳心、公徳心を取り戻せる良い機会になるのでは、と。

そんな初夢を思い描いたオリンピックイヤーの始まりでした。

今月の担当は…

代表取締役会長 並木 鷹男

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