FIDESレター 2023年1月号
フィデス社長コラム「2023年のご挨拶」
新年あけましておめでとうございます。皆々様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
お陰様で本年、わが社は創業７７周年を迎えます。これも日頃よりご愛顧を賜ります皆様方のお陰と深く感謝を申し上げます。
昨年末、サッカーのワールドカップは大いに盛り上がり、私も“ にわかファン ” でありましたが、大いに楽しみました。結果は残念ではありましたが、日本が世界と肩を並べて戦えることを証明し、日本中が感動に巻きこまれました。
特に感動を演出したひとつに、ボールがゴールラインを割ったかどうかで勝敗が決する際どいシーンがありました。なんと、ボールにセンサーが内蔵されていて、ＶＡＲ( ビデオ・アシスタント・レフェリー ) という計測技術により “ 誰もが納得 ” 出来る判定を下したのです。盛り上がったスタジアムの雰囲気を壊さず、ゲームの流れをも変えないＩＣＴ技術のブラボーなファインプレーでした。
過去には、世紀の誤審と言われる『マラドーナの神の手ゴール』があり、当時、ビデオによる判定ではなく、審判の目だけに頼ったジャッジでした。それはそれで泣き笑いのドラマが生まれました。
どんな時代でも過去を変えることは出来ませんが、瞬時に正確にジャッジできる良い時代になりました。全ての結果に無駄はなく、失敗を成功の糧とすることが出来ます。会社の経営も同様であると思います。
創業者の精神は、わが社の経営理念であり、我々の信条として経営計画書に記され、この価値観を企業風土として迷うことなく共有して参りました。それでも過去には価値観の違いから、方針から逸脱することもあったでしょう。
その価値観を様々なシーンで、いつでも、どこでも、誰でも共有できたら、もっと良い会社になれるはずです。わが社に価値観を的確で迅速に判断するＡＩアシスタントがいたら、想像するだけでもわくわくします。過去の経営情報や、属人化された技術やノウハウ、顧客情報が全てデータ化し、日々のお客様との対話などが全て蓄積すれば、生産性は向上し、提供価値は最大化され、結果、残業『ゼロ』の実現も夢ではありません。勿論、ＡＩにはきめ細かで繊細な感情は望めませんが、かなり近づけることは出来そうです。我々は人としての価値観を高め、最後の “ 詰め ” を決断し行動することにより、信頼度は更に高まります。
その価値観こそ、社員一人ひとりが自由に活動できる幅であり、その枠の中では自主性に任せる、わが社が目指す “ 信頼の放任主義 ” が成り立ち、更に働きやすい会社となるはずです。
我々の日々の行動や過去のデータの集約、分析はＡＩに任せ、我々人間はじっくりと “ 未来を考える時間 ”と “ 未来を創るためのエネルギー ” に注力します。そして、皆々様の明るい未来に貢献したい、と切に思います。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
フィデス株式会社
社長 細矢 充
社員一同
２０２３年 注目ワード『メタバース』
メタバースとは
メタバースとは、メタ（超越）とユニバース（宇宙）を組み合わせた造語です。１９９２年に発表されたＳＦ小説の舞台から名付けられ、２０２１年にＦａｃｅｂｏｏｋ社が『ｍｅｔａ』に社名変更をしたことで、メタバースが世界的に注目を集めるようになりました。
①技術の発展
インターネットの普及により、だれでもメタバースに簡単にアクセスできる環境が増えています。加えて、ＸＲ技術（下記参照）の進歩により、仮 想 空 間 を 利 用 するハードルは徐々に低くなりつつあります。
②コロナ禍のビジネス
リアルで人とコミュニケーションを取る機会が減り、オンラインでの会話が日常的になっています。これをきっかけに、他者との交流を求める人も多く、より臨場感のある会話が求められるようになりました。
③ＮＦＴ技術の実用化
ＮＦＴ（下 記 参 照）や 仮 想通貨などの実用化も、メタバースが注目される要因の一つです。現実に存在するものではなく、データとして存在するものをメタバース内で取引するため、独自の経済圏が発生しています。
メタバースの活用事例
①Ｍｅｓｈ Ｆｏｒ ｔｅａｍｓ／ｔｅａｍｓ
Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ社は、Ｗｅｂカメラからの映像で行われていたビデオ会議を仮想空間（メタバース）へ拡張するサービスを発表しています。事務所から離れた場所（サテライト、自宅など）で勤務している従業員が感じている疎外感の解消のほか、従来であれば実際に集まって行う研修についても、仮想空間上であればより没入感のある形で参加することができるとしています。
②Ｘｉｒａｎｇ（希壌）／Ｂａｉｄｕ
中国の大手検索エンジンであるＢａｉｄｕ（バイドゥ）は２０２１年１２月、自社開発のメタバースアプリ『Ｘｉｒａｎｇ（シーラン）』にて、ＡＩの開発者たちを集めた大会を開催しました。中国国内で、初めてメタバース上で行われた大規模なイベント
となり、最大１０万人を収容できるこの空間では、参加者が同じスクリーン上でコンテンツを楽しむことができます。
メタバース重要ワード紹介
ＸＲ技術（Ｃｒｏｓｓ Ｒｅａｌｉｔｙ）
ＸＲ技術とは、現実世界と仮想世界を融合させることで、現実にはないものを知覚できる技術の総称です。ＶＲ（仮想現実）・ＡＲ（拡張現実）・ＭＲ（複合現実）といった技術はすべてＸＲに含まれます。
ＮＦＴ（Ｎｏｎ Ｆｕｎｇｉｂｌｅ Ｔｏｋｅｎ）／非代替性トークン
ＮＦＴとは、デジタルデータの所有権を証明できる技術のことです。データ自身に識別情報を持たせることで、そのデータの『所有者』とデータの『唯一性』を示すことができます。権利の所在が証明されることで、今まで価値を測り難かったデジタルアート等に希少性が生まれ、新たなビジネスも急増しています。
フリートーク・コラム「真っ白な作業服で新年を！」
Fides Freetalk Fiormation
新年明けましておめでとうございます。昨年も世界情勢は大変乱れておりましたが、年末には日本サッカーチームがワールドカップを盛り上げるなど、終わり良ければすべて良し！ 何となく明るい一年だったと感じています。こうして無事に新年を迎えられたことも、偏に日頃からフィデスをお引き立ていただいている皆様のおかげだと、深く感謝申し上げます。
フィデスの作業服を着て外へ出掛けると、『すごい作業服ですね！』と声を掛けられることが多々あります。白い生地に赤のアクセントカラー、背中に大きくプリントされたＦＩＤＥＳが一際目を引きます。大人数の職人さんが入り交じる現場においても、フィデスの社員はすぐに見つけ出すことができます。現場作業は汚れることが多い為、作業服には汚れが目立たない濃い目の色が選ばれることが多く、『建設業らしくないデザインだね。』とか『すぐに汚れちゃうんじゃない？』などとお声をいただくことがあります。確かに汚れやすいのは否めませんが、私はそんなフィデスの作業服がとても気に入っています。秋冬限定ではありますが、リクルート活動で学校へ伺う際は、必ず作業服を着用して自社ＰＲに努めております。
昨年も同じ時期に、頭を捻ってフィデスレターのコラムを考えていたのがつい最近のことのように感じますが、早いものであっという間に一年が経ってしまいました。二〇二二年は、自分の知らない世界を少しでも経験する為に、美術や音楽などの芸術に触れることを新年の抱負にしました。その目標を達成する為に芸術活動に取り組みましたが、正直私にはよく分からない世界でした。美術館とその辺にある絵の違いがまったく分からず、角度を変えて見てみても、何か感じるまでじーっと眺めてみても、目がしょぼしょぼして絵が歪んで見えたくらいでしょうか…。そんな芸術的センスがまったくない私ですが、知らない世界に触れ、様々な価値観を受け入れてみることは、必ず自分の人生を豊かにすると、そんなことを少しだけ感じた芸術活動だったと思います。
そんなこんなで二〇二三年になったわけですが、今年も新年の抱負を立てたいと思います。世はＤＸ時代、少子高齢化の世の中において、今やＤＸに取り組まなければ企業競争に勝ち残れないとまで言われています。また、近年の生産性向上を目的とする法改正への対応により、わが総務チームは一段と忙しくなることが想定されます。こんな時に大切なのは、何よりも健康であることに違いありません。その為、二〇二三年は『運動』と『歯の健康』を新年の抱負にしようと思っていた矢先、自宅から徒歩一分のところにジムと歯医者ができるという願ってもいない奇跡が起きました。もちろんジムには即入会！今年は、ボディーメイクに努めてまいります。新年は、初心に戻ったようで、また、新時代へ向かうようでワクワクします。フィデスの作業服のように真っ白な気持ちで、すべての方々へより良いサービスをご提供する為に、明るく、元気に、新年をスタートしたいと思います
今月の担当は…
総務チーム マネージャー 廣山和仁
それってドーシテ？「Bluetoothのドーシテ？」
今年のトレンドを大予想！「チューモク！WORD2023」
エレキソルト
キリンホールディングス㈱と明治大学は共同研究により、減塩食品の塩味を約１．５倍に増強させる「エレキソルト」デバイスを開発しました。内蔵のバッテリーにより通電しながら食事をすることで、塩味や旨味が増すように感じられる技術です。
通常、塩味のある食品に含まれているナトリウムイオンのうち、味として知覚できるのは一部のみで、大部分は味として認識できないまま体内へ吸収されます。そのナトリウムイオンの動きを、特殊な波形で出力する電流によってコントロールすることで、舌で感じられる塩味・旨味を強調されるとしています。
ステルス家電
ステルス家電とは、『家具と家電が融合したもの』を総称して作られた言葉です。一目では存在が分からないため、室内の雰囲気と調和し、よりスマートな空間を演出することができます。
コロナ禍で増えた在宅時間を少しでも快適に過ごすため、この２、３年で新たに家電を買い足す人が増えた一方、置き場所がない等の悩みを抱える人も多く増えました。ステルス家電は家具一体型の家電であるため、限られたスペースを有効的に使いたい人にもおすすめです。
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