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FIDESレター

11月はトイレの日!水洗トイレの歴史と進化-FIDESレター【2022年11月号】

FIDESレター 2022年11月号

11月はトイレの日!水洗トイレの歴史と進化

『トイレの日』と歴史

11月は『トイレ』月間

11月10日は『日本トイレの日』、19日は『世界トイレの日』です。特に『世界トイレの日』では、「2030年までに、すべての人が安全な水とトイレを利用できる状況を実現し、その持続可能な管理を確立する」ことを持続可能な開発目標(SDGs目標6)とし、2013年に国際連合総会により制定されました。

トイレ先進国日本

ヨーロッパではコレラ等の伝染病が流行った19世紀以降にようやく下水道の整備が意識され始めましたが、日本では平安時代にはすでに持ち運び用のトイレが発明されているなど、清潔なトイレへの意識が高かったことがわかっています。西洋諸国と国交を結ぶようになると、従来の汲み取り式便所から水洗式の和式便所への改良が行われました。さらに、1923年に起こった関東大震災後の下水道整備により、多くのトイレが水洗式となりました。

近年の傾向

公共施設

文部科学省の発表によると、公立小中学校トイレの洋便器率は57%ほどです。各家庭の洋式トイレの普及状況やバリアフリー化、また災害時の避難場所として防災機能強化の観点から、今後はトイレの改修が進められると考えられます。

多機能トイレの充実

いまや多くの公共施設やショッピングモール内に設置されている多機能トイレですが、1981年の『国際障がい者年』に合わせて、建設省(現在の国土交通省)が多機能トイレのあり方について検討を始めました。 2006年には『高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)』が施行されました。これは、不特定多数の人が利用する建物を対象とした『ハートビル法』と、公共交通機関を対象とする『交通バリアフリー法』が統合してできた法律です。これにより、多機能トイレの設置が義務化されました。

ウォシュレットの普及

内閣府が2018年に行った調査によると、2人以上世帯の家庭での温水洗浄便座(ウォシュレット)の普及率は約80%、100世帯当たりの保有台数は100台を超えるものとなっています。発売当時は『お尻を洗う』というコンセプトが理解されず、統計を始めた年の普及率は約14%でした。その後、普及率は年々増加し、いまや日本家庭の必需品と言っても過言ではありません。また、海外での人気も高く、ホテルでの0 導入事例も増えています。

新機能搭載トイレのご紹介

清掃性の向上(壁付トイレ)

壁掛大便器

  • 便器下に空間を確保することで、モップ掛けがしやすく、いつでも清潔なトイレ環境を保つことができます。
  • 背面タンクが壁に埋め込まれているため、個室内を広く使うことができます。
  • 前面または上面の点検口を外して、フラッシュタンクなどの内蔵器具のメンテナンスも楽に行うことができます。

洗浄するたび除菌(除菌水)

きれい除菌水

  • 水を電気分解することで、『きれい除菌水』(次亜塩素酸を含む水)を生成します。除菌、分解、漂白の作用があるため、便器の汚れを抑制する効果があります。
  • 薬品や洗剤を使わず、水から作られます。安全性の観点から水道水質基準の範囲内の濃度で作られているため安心です。また、時間がたつともとの水に戻ります。

触れずに清潔に(自動水栓)

自動水栓

  • 便座から立ち上がると、センサーが座っていた時間から大・小の洗浄を判断し、便器の水を自動で流します。流し忘れがなく安心です。
  • 諸感染症予防のため、ふたを閉めてからの洗浄が励行されています。そのため、立ち上がるとふたが自動で閉まり、約10秒後に洗浄するタイプも発売されています。

フリートーク・コラム「絶えず挑戦」

Fides Freetalk Fiormation

毎年このコラムを書く度に一年の経過を早く感じてしまいます。私自身も今年の三月で五十歳を迎えました。人生の折り返し地点に立ち、そして今後の人生について、健康や仕事、プライベート等について真剣に考える機会が多くなりました。特に健康面については、最近歳を感じてしまう事が多々あり、お酒が弱くなった事や老眼の進行、階段の昇り降りの際に息が切れ、足腰の痛みを感じ、体を気遣うようになりました。

また、趣味の幅も狭くなってしまったように感じます。特に好きだったマリンスポーツや、トライアスロンで始めた自転車も、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにして今では全くやらなくなってしまいました。仕事以外での日常に、何かと面倒に感じてしまうのは私だけでしょうか?「まだ五十歳位で何を言っているの そんなある日、元プロレスラーのアントニオ猪木さんの訃報が飛び込んできました。日本のプロレス界をけん引し、強烈なカリスマ性で多くの人を魅了してきた猪木さんのニュースはテレビなどで多く取り上げられ、その中のとある番組内にて、『道』という名言が取り上げられていました。

【この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。】

私はこの言葉を聞いた瞬間、心を揺さぶるような感動を深く感じました。今の自分とこれからの自分に対して、猪木さんから『闘魂注入』されたのです。目が覚めたような感覚になったと同時に、「このままではいけない!」と気が付きました。調べてみると、この名言には沢山の意味合いがあり、『人生は常に挑戦であり、挑戦を諦めた時に人は老いていく。だから常に勇気を持って前向きに歩み行動する事。今までにしていない行動を起こす事が大切である』というメッセージが込められていました。私は自ら、自分という『道』を進むことを、行動することを諦めかけていたのでしょうか。

未だに終わらないロシア・ウクライナ侵攻、円安による物価高、新型コロナウイルス感染など世界中が不安定な状況でこの先どうなってしまうのかと不安が募る毎日ですが、今後はきっと戦争も終結し、世界情勢も良くなり安定した世の中になる様に希望を持つ事が大切です。歳を感じている暇はない!前を向いて何事にも挑戦する気持ちを忘れずに、仕事もプライベートも、そして健康にも気を付けながら、私自身、これからも頑張っていきたいと思います。

今月の担当は…

空調チームマネージャー 鶴岡孝人

それってドーシテ?「みかんのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「アフターコロナに未来を創る」

電設業界の会員大会がディズニーランドの脇のホテルで3年振りに開催され、全国から400名の会員が集い、業界の未来を語り合いました。主催は日本電設工業協会、そして、私が会長を務める千葉県電業協会の共催でした。国土交通省関東地方整備局長や千葉県知事、開催地である浦安市長からもお言葉を頂き、総会の幕が上がりました。電設工業協会の方針発表、会員からの基調報告は、人材の確保、働き方改革や職場環境整備と、喫緊の課題に集中しました。また、電設業界がエネルギーインフラ整備の重要な担い手として期待され、実にやりがいを感じられる業種であることも、改めて認識できる総会となりました。

テレビでおなじみの政治ジャーナリスト田崎史郎氏による基調講演は、『日本政治の裏側』。政治家としての“ものさし”は情報の質と適格な判断力であり、安倍元首相、菅前首相そして岸田現首相と直近の三首相との“裏話”を、実例を交えて分かり易く講演して頂きました。なかでもジャーナリストとして人脈を創るポイントはふたつあり、ひとつ目は「何らかの原因で権力を失い、人が近寄らなくなった時だからこそ取材をする」、ふたつ目は「その後も取材を続けること」だそうです。

なるほど頷けます。我々のビジネスにおいての、お客様や協力会社様との信頼関係が生まれるプロセスと相通ずるところがあります。お客様の開拓でも、有益な情報を持って行かなければ門前払いされます。それでも、熱心に足繁く訪問していると、「出入りの業者が対応してくれない」「会社の方針により新たな取引先を探している」「設備に不具合が発生したので急いで対応してほしい」など、突然お引き合いを頂けることがあります。施設のご担当者の“お困りごと”への対応が、わが社の腕の見せ所なのです。

私たちは、お客様の問題を解決する『ソリューション』や、わが社の得意技の一つ『緊急時24時間365日対応サービス』、そしてわが社独自の『ワンストップサービス』を徹底的にレベルアップして参りました。おかげ様で、新築工事、改修工事、納品に、又、様々なお困りごとの解決にと、幅広くご下命頂けるようになりました。その後も、引き合いがなくても定期的にフィデスレターを持参して訪問を続けることで、漸く、設備投資計画などのご相談を頂けるようになります。ただ、それだけでは人工知能やIoT技術を活用すれば、わが社のサービスは優位性を失ってしまいます。

このコロナ禍の3年という時の移り変わりは、SDGs、BCP、働き方改革、ワークライフバランスなど、この業界の課題を一気に浮き彫りさせて変革へと導きました。しかし、他力本願に漫然とアフターコロナを待っていても面白くはありません。デジタルマーケティングや現場管理のデジタル化など自らの手でピンチをチャンスに出来ることは山ほどあります。わが社では社員それぞれの能力を最大限に活用した新たな担い手づくりを進めます。また、IT・プログラミング技術を積極的に採り入れ、“あたりまえの先を行く”働き方に挑戦します。我が社が未来を創り、業界全体の変革に繋げたいと考えます。

こんな“決意を新たに”会員大会を無事に終えることが出来ました。

hosoya
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