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FIDESレター

シリーズ省エネルギー③ LED照明器具-FIDESレター【2022年10月号】

FIDESレター 2022年10月号

特集「シリーズ省エネルギー③ LED照明器具」

8・9月号に引き続き、『省エネシリーズ』を掲載!シリーズ最終号となる第三弾は『LED照明器具』を特集します。意外な歴史から構造や特徴、従来品との比較も交え、「どうして省エネなの?」や「なぜLED化が推奨されているの?」についてご紹介します。

ランプ光源変化の歴史

現代になって登場した印象のあるLEDですが、実はその歴史は決して新しいものではありません。1906年にイギリスの科学者ヘンリー・ジョセフ・ラウンドが発見した『炭化ケイ素(SiC)の塊に電流を流すと黄色く発光する』という現象がLEDの起源とされています。この実験結果が報告されてから、まずは表示用途で実用化されてきましたが、1993年に青色LEDが開発されると、光の3原色である赤・緑・青のLED光源が揃い、フルカラー表示が可能となりました。さらに1996年には青色LEDと黄色蛍光体による白色LEDが発表され、その後多くの改良が加えられた現在では省エネ用照明光源として利用されています。

LEDって?

LEDと は『Light Emitting Diode』の頭文字をとった言葉で、『発光ダイオード』と呼ばれる半導体です。プラスの性質を持つp型半導体と、マイナスの性質を持つn型半導体を合わせた形をしています。LEDに電圧を加えると、異なる性質を持つ2つの半導体はそれぞれ引かれ合い、接合部で結合します。この時、お互いの持っている余分なエネルギーが光として放出されることで安定します。これが、わたしたちの目に見える『LEDの光』です。


白熱灯や蛍光灯は、電気エネルギーを一度熱エネルギーへと変換する必要がありましたが、LEDは電気エネルギーを直接光に変換することができます。

従来型との比較

LED照明器具の特徴として、最初にあげられるのは消費電力の少なさでしょう。蛍光灯から交換すると約50%、白熱灯から交換すると約85%の削減となり、電気代の節約にもつながります。また、白熱灯や蛍光灯には欠かせないフィラメント部分を必要としないため、熱エネルギーによるフィラメントの劣化が発生しません。そのため、約10年ものあいだ交換をせずに使い続けることができるとされています。


LED照明器具の発売当初は、発光ダイオードが規則的に平面で並んでいるという形の特性上、光が一方向にしか進まないため部屋全体が暗くなってしまうことがありました。現在では広配光型や全方向型など広範囲を満遍なく照らすことのできるものが発売されており、使用用途や設置場所はさまざまに広がっています。

進化型LED

フリートークコラム「令和の現場管理」

Fides Freetalk Fiormation

私が建設現場の施工管理業務をしている中で、最近特に作業環境の変化をひしひしと実感するようになりました。その理由の一つが『オンラインミーティング』であり、Zoomなどのアプリを使用して、顔を合わせるような打ち合わせがオンライン上で出来るようになりました。また、社員同士のコミュニケーションはチャットシステムを利用し、メッセージのやり取りやスケジュール管理、社内のお知らせをオンライン上で見ることができる掲示板の機能などを活用しています。


自分自身、現在に至るまで現場管理を何年かやってきましたが、ここまで周りの環境が大きく変わったことは初めてかもしれません。そんなコロナ禍から生まれた新しいシステムたちですが、これらの他にも自分の周りの環境や現場管理は変わっていくのだろうか、私なりの『令和の現場管理』を少し考えてみました。


令和の現場管理、と考えて私がまず思い浮かぶのが何といっても『ドローン』です。ドローンを現場管理に活用することで、建築技術者の人材不足の解消や、作業の効率化を図れるということで今後の活用が注目されています。高所や人が目視することが大変な箇所でも、ドローンを飛ばせば簡単に確認することができます。ドローンは建設現場において大きく活躍することが期待されます。


もう一つ挙げるとすれば『空調服』です。作業着に小型のファンを取り付けたもので、服の中に外気を取り入れ、体の表面に大量の風を流して汗を気化させることにより、夏場は涼しく快適に過ごすことができます。エアコンなどの環境が無い、猛暑日の外の現場や空気の通りが悪いハードな環境で空調服を着ることにより、より涼しさを実感できます。ここ数年の夏の酷暑化が心配される中、利用率が大きく増加しており、熱中症対策として導入する企業が増えているようです。自然環境が深刻になるにつれ、仕事をする人の周りもアップデートしていくようです。


このように、自分の周りにある環境や技術はまだまだこれからも大きく変化していくことでしょう。しかしそんな中であっても、お客様への心遣いは決して変わることのないものだと私は考えています。これからも変わるものと変わらないものを自分の中で大事に受け止め、誇りを持った仕事をしていきたいと思います。

今月の担当は…

電気Aチーム マネージャー
赤羽 紀行

赤羽 紀行

Panasonic LED 軽トラ巡回 参加レポート

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「城南電設をご存じですか?」

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2008年10月、わが社は社名を『城南電設企業』からラテン語で“信頼”を意味する『フィデス』に変更しました。

城南電設企業は、1946年創業以来、技術と信頼を旗印に、電気設備工事一途に経営を進めて参りました。有難いことに直受顧客から空調や設備の点検業務等幅広くお引き合いを頂けるようになりました。念ずれば通ずるもので、空調や建築、計装や保安管理の技術者も仲間に加わり、わが社独自のワンストップサービス体制が整いました。しかし、ワンストップサービスの利便性をお客様に上手くお伝えすることが叶わず、「エアコン工事も衛生工事も出来ます、何かお困りごとがありましたら、ご連絡ください」「なんだ!そうだったの?先月、事務所のエアコンを更新しちゃったよ」などのやり取りがくり返されていました。

そこで何度か課題として上がっていた『ブランド戦略』が日の目を見ることになり、様々な議論の末『社名変更』するに至りました。どうせやるならと天下の『電通』にお願いして、プロジェクトが本格的に立ちあがったのです。創業の思いや経営理念、わが社の存在価値など経営の本質が洗い出されました。その上で、電通からは100件以上の新社名候補が提案されましたが、どれもプロジェクトメンバーの合意が得られず、スケジュールは遅れに遅れました。それでも、並木社長(現会長)の新しい城南の礎を創って次世代に引き渡す、という想いに妥協はありませんでした。“世紀のプロジェクト”は、想像以上に難航しましたが、ようやく2008年10月、『フィデス』の船出を迎えることが出来たのです。

ユニフォームもヘルメットも白地に情熱の赤色のロゴマークが映え、身も心も一新致しました。耳慣れない『フィデス』を広めるために、手間暇を惜しまずに幅広く社名変更の案内状をお送りし、わが社創業以来、初のCMをbayfmで流し、電車には中吊広告を出しました。お客様への訪問をくり返し、社名変更の意義や、経緯、フィデスの由来などをよくよくご案内させて頂きました。それでも、長い歴史には勝てず、数年間は『城南』と呼ばれていました。あるお客様においては、「フィデスなんて知らない、俺は城南に発注するんだ」とおっしゃる頑なな城南ファンもいらっしゃいました。60年築きあげてきた『城南』の歴史の重みを感じるとともに、ご贔屓のお客様の存在というのは本当に有難いことだと痛感しました。新社名がなかなか浸透しないのであれば、新会社を創業したつもりで新しいお客様を増やし、今まで以上に高品質なサービスをご提供して実績を積み上げるしかないと全社で覚悟を決めたのです。

社名を変えて14年が経ち、今では『フィデス』の社名もすっかり定着しました。お陰様で多くのお客様から様々な引き合いを頂けるようになりました。これからも社名に恥じず、地域社会を大切にわが社に関わる全ての人々から『信頼』される“フィデス”を目指します。

創業者は、城南電設企業の設立に際し、電気工事だけでなく、もし他業種へ事業を拡大しても社名に違和感がないようにとの配慮の上、城南電設の後に“企業”と付け加えたと聞きました。その時すでに、地球環境保護やエネルギーインフラ整備の重要性を予見し、電気工事を軸にした『ワンストップサービス』の可能性を見出していたのかもしれません。城南電設企業は現在、フィデスなどグループ会社を傘下に持つホールディング会社として蘇り、グループ企業のまとめ役となりました。わが社の将来を見据えて名付けて下さった創業者に敬意を表し、2046年の創業百年に向けて“信頼を裏切らない創業の精神”を胸に刻み込み、“城南電設グループ”として歩み続けます。

今月のフィデス重点目標

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