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FIDESレター

シリーズ省エネルギー② デマンド監視システム-FIDESレター【2022年9月号】

FIDESレター 2022年9月号

特集「シリーズ省エネルギー② デマンド監視システム」

デマンド監視システム

8月号に引き続き、省エネに焦点を当てた『省エネシリーズ』を連載!第二弾は使用中の電力量が可視化できる『デマンド監視システム』についてご紹介します。デマンドとは何を指すのか、システムの概要や導入のメリット等を特集します。

デマンド監視システムとは?

CHECK

デマンド』という言葉には、『需要』という意味があります。転じて、電力会社との契約に必要な『一定時間内に使用した電力量の平均値』のことを『デマンド値』、もしくは『需要電力』と呼びます。
デマンド監視システムとは、言葉の通り、事務所ビルや工場などでの電気使用状況を常に監視し、電気使用量の『見える化』を実現するシステムです。電気の使い過ぎを警報でお知らせし抑制することで、より省エネルギーな電力使用につながります。

高圧受電電気料金の仕組み

高圧受電電気料金の仕組み
デマンド値とは?

電気料金は、【基本料金+1kWhあたりの料金単価(従量料金)】で計算されます。電気の使用量は日々刻々と変化します。

基本料金を構成する要素のひとつである契約電力は、毎時間30分毎に測定される平均使用電力量を元に、当月を含む過去 1年間に最も多く電力を使用したタイミング(最大デマンド値)で基準を設定するようになっています。この最大デマンド値を抑えることで、基本料金の削減につながるのです。

言い換えれば、過去1年間のうち一度でもデマンド値が基準を超えてしまうと、新たに向こう1年間の契約電力値として設定されるため、高い電気料金を1年間支払ことになってしまいます。

デマンド監視システムの概要

デマンド監視装置の設置
最大デマンド値抑制のポイント

デマンド監視システムの基本的な役割は、電気の使用状況を監視し、デマンド値を記録することです。あらかじめ設定した目標値を超過しそうになると、警報で利用者にお知らせします。

監視装置には手動制御タイプと自動制御タイプの2種類があります。特に自動制御タイプは使用する電気機器に優先順位を付け、警報時に自動で制御されるよう設定することができます。

1日で最も大きく電力を使用する時間帯の電気機器の制御を継続することで、最大デマンドを効率的に抑制することができます。

導入のメリット

使用電力量の可視化

省エネルギー活動の第一歩として、エネルギー使用量の実態把握が大切です。普段から使用している電力量を目に見える形にすることで、施設の管理者だけでなく、利用者の省エネ意識の向上が期待できます。

データの蓄積・活用

電気機器の使用台数や使用電力量データを活用し、時間帯による事務所内照明器具の分散利用や、会議室等普段は使用しない場所の空調機の制御などを行うことで、個人の生産性を落とすことなく使用電力の低減が期待できます。

遠隔での確認・操作

管理者が監視対象建物内や近くにいないときでも、任意の端末から遠隔で電力の利用状況を把握できます。さらに自動制御タイプ使用時には、状況に応じて電気機器の稼働制御が行われるため、機器の操作を直接行う必要がありません。

フリートークコラム「自然災害に備える」

Fides Freetalk Fiormation

先日、出先で大雨に遭遇しました。 昼間にも関わらず辺りが暗くなり、 滝のような雨と共に 『バリバリドッカン』と雷鳴が響き渡ります。 身の毛がよだつ思いの中 「雷よ、落ちないでくれ」 と車中で祈っていましたが、 雨が過ぎるまで我慢できず車を走らせてしまいました。 しかしすぐに後悔しました。 何故なら周りの道は高低差があり、 冠水している所ばかりだったからです。 仕方なく元いた場所に戻ることになりました。幸いにも逃げ込んだ場所は高台で、 低い場所では浸水しトラックが立ち往生していました。 運転手の姿がなかったので無事に逃げることができたのでしょう。 しかし夜だったら冠水していることに気が付かず、 私自身も水たまりに突っ込んでいたのかも知れないと思うと、 無闇矢鱈に行動するのは危険だと肝が冷えました。

二〇二二年八月四日に、 気象庁は 『記録的短時間大雨情報が一日に発表された数』 が過去最多を更新したと発表しました。 私が子供の頃は頻繁に夕立が発生していましたが、 最近では 『ゲリラ豪雨』に紛れてしまっているのか、『夕立』 という言葉を耳にする機会が減ったように思います。今では地球温暖化の影響か、毎年夏になると記録的な大雨が発生し、 各地で甚大な被害をもたらしています。 バケツをひっくり返したような雨が短時間に集中して降り、 数時間後には周辺の景色を一変させてしまう――その様変わりしていく状況を冷静に捉え、 客観的に考えることは容易な事ではありません。 ニュース等で見聞していても、 体験したことがなければ行動を起こすのは難しく、 また 「身の危険を感じたらすぐ行動を」 と言われても、 どの時点で身の危険が生じる段階なのか判断に苦しむでしょう。 更に雷鳴が轟く中では身がすくみ、 外に出ることに対して身の危険を感じるはずです。空が光ってから約三秒後に音が聞こえたとすると、 自身の立っている場所から約一㎞の距離で落雷が発生したということになります。 雷の音が聞こえたらすぐに建物の中や車内に避難しましょう。 間違っても高い木の下には近づかないようにしてください。

また、 防災対策のために各自治体から出されているハザードマップを確認し、 家族で話し合っておくことも重要です。 できれば日中と夜間それぞれの時間帯で、 実際に危険な場所や避難場所を確認しておくと良いのではないでしょうか。 時間帯により見え方が異なる上、 大雨の中での行動となればさらに視野は狭くなり、 思うような行動はとれないはずです。 地図上だけでは見えなかったものが見え、 いざ行動するときにきっと役立ちます。小学生の頃、 二学期の始業式には決まって避難訓練を行っていたのがとても懐かしいです。 対岸の火事だと思ってはいられない異常気象に備えて、 最善の対応が取れるよう準備は進めるに越したことはありません。 この機会にハザードマップを広げながら、我が家でも話し合ってみようと思います。

今月の担当は…

電気Mチームマネージャー 室田 猛

電気Mチームマネージャー

節電豆知識

家庭向け節電対策

炊飯器の保温時間は短く!

炊飯器を長期間保温状態にしておくと、電力使用量が増えると共に、ご飯の風味も低下してしまいます。4時間以上の保温であれば、冷凍して温めなおす方が省エネです。

オフィス向け節電対策

OA機器の設定見直し!

パソコン等のOA機器を使用しない時間は『ディスプレイの電源OFF』、『スリープモードにする』など、省エネモードを活用し、待機時間を減らしましょう。

エレベータの稼働台数調整!

朝・夕などの混雑する時間帯以外は、エレベーター・エスカレーターの稼働台数を見直すことで、電力量の過剰使用が低減します。

それってドーシテ?「『サケ』のドーシテ?」

サケのドーシテ?
1コマ目
2コマ目
3コマ目
4コマ目

代表取締役社長 細 矢 充

フィデス社長コラム「大きな実りを、お届けします。」

hosoya

野球が日本に伝来して150年、今では日本人選手が野球の神様“ベーブルース”の記録を更新するなど、大いに盛り上がっている。甲子園では、今年も高校生らしい熱いドラマが展開された。
 
夏の甲子園大会が終われば、高校球児たちはプロ野球のドラフト会議で指名される。自分のやりたい仕事に就けることはとても幸せなことだが、残念ながら、夢見てきたプロに全員が進めるわけではない。我々の業界にも、大きな夢を持って我々の業界に飛び込んで来る若者がいる。彼等が将来を託せる魅力ある業界でなければ未来への扉は開かない。自身の成長や成果を肌身で感じることができる“働き甲斐のある会社”を目指さなければならない。

現在の建設業界は、『男社会』『ローテク』『長時間労働』と時代遅れ感が否めない。そう遠くない将来、ロボットや人工知能に頼らざるを得ないことは明白ながら、未だ労働集約型から抜け切れず、『人』への依存度が高い。但し、だからこそ、この業界には、大きな変革のチャンスがあると信じている。

我が社は新しい事業やサービスを充実させ、更なるワンストップサービスの質の向上を目指している。又、生産性を高めるために全ての業務のデジタル化にも挑戦している。生産効率を求めれば求めるほど、柔軟で豊かな発想が必要となり、多様な視点で“あたりまえの先を行く”
発想への転換が求められる。

その為に、女性技術者の採用を積極的に進めている。なんと、求人説明会には参加者6名のうち5名が女性であった。待望のIT技術者の採用も決まった。更に、外国人の採用に向けた面談も進めている。デジタル化による大きな変革期を迎え、ワクワクしな
がら、新たな“実り”の気配を感じている。

これまでも優秀な人材を継続的に採用し、空調・衛生、計装、建築工事、保安管理の専門技術者を採用し、ワンストップサービスの幅を確実に拡げて来た。

設備機器がトラブルを起こす前に点検するプレメンテナンスサービス隊や、新しいお客様を専門に開拓する部署も立ち上げた。足しげくお客様を訪問し、問題点やお困りごとなどを聞き出す、そのソリューション活動も強化さ
れた。

停電や漏水、エアコンのトラブルなど、緊急時には、24時間365日、全社スピード体制も完全に定着した。これらの顧客対応力は、今や我が社の得意技でもある。

これからも、いつまでも、優秀な技術者と高度なデジタル化により、お客様の施設を確実にお守りする。施設機器をセンサーで遠隔監視し、故障の予兆を探り、壊れる前に修繕の提案や中長期保全計画など、サービスのバージョンアップも進める。

お客様の『施設を絶対に止めない!』究極のサービスを今、最優先に育てている。“収穫”も間近、お客様にお届け出来る、その日も近い。その“実りをお客様にお届けするフィデス”に乞うご期待!

今月のフィデス重点目標

重点目標

編集後記

私が住む町ではここ数年で開拓が進み、様々な施設が開業しています。中でも幹線道路沿いでは数店舗ものラーメン屋が開業しました。それだけ需要があるのでしょう、確かに十数年前までは私もそこまでラーメンが好きという訳ではなかったのですが、今では各店舗の特徴や好みが挙げられるようになりました。天
高く馬肥ゆる秋、くれぐれも気を付けます。 《編集:荒井》

健康診断の時期になりました。毎年の診断結果から「せめて健康診断の結果だけでも健康でありたい」と感想を抱き、微々たる筋トレをはじめ、早々に脱落するのが恒例になっています。前日の夕食時になると「今日くらいは健康と消化によいものを」と最後にあがいてしまいます。健康は日々の生活習慣からなります。結果として残るからではなく、人生のためにという意識で、三日坊主から卒業したいと思います。《編集:中村》

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