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FIDESレター

火災から人命や財産を守るため、定期的な設備点検をしっかりと行いましょう。今回は、消防設備点検についての特集です。-FIDESレター【2019年8月号】

FIDESレター 2019年8月号

消防設備点検

万が一、普段利用している建物に火災が起こった時、消防設備が作動しなかったら…とても大変です。火災から人命や財産を守るため、定期的な設備点検をしっかりと行いましょう。

消防設備点検の実施義務と点検結果の報告義務

消防法(消防法第17条の3の3)により、消防用設備等を設置することが義務づけられている建物の関係者(所有者・管理者等)は、設置した消防用設備等を定期的に点検し、その結果を消防長又は消防署長に報告する義務があります。様々な器具が対象になっており、(右記 図1参照)建物の用途や規模により、消防設備士又は消防設備点検資格者が点検をしていきます。(下記 図2参照)また、点検した結果は、建物の用途によって決められた期間ごとに提出する必要があります。(下記 表1参照)

イタリア・ローマ研修レポート

弊社では、隔年で実施する海外研修旅行を通し、海外の文化や習慣等に触れ、感性・感覚を磨き、見聞を広げ、心豊かな社員を育成しております。今回は、政治や経済だけでなく、文化的な側面においても世界的に重要な位置を占めている先進国、イタリアへ行って参りました。

イタリア共和国の概要

イタリアの歴史・文化
紀元前からローマ帝国が栄え、467年に西ローマ帝国が滅びた後は、法王領や小さな都市国家が連立する状態になりました。1861年にイタリア王国が成立し、第二次世界大戦後に現在の領土になりました。国としての歴史が浅い分、方言、文化、料理などが州によって異なっており、その多様性もイタリアの魅力の1つとなっています。また、ユネスコの世界遺産の保有数はトップクラスであり、歴史や美術、建築やファッション、グルメなど、世界的に人々を魅了しています。

首都・ローマ
ローマはイタリア共和国の首都であり、その歴史は約3000年にも及ぶ世界有数の大都市で、コロッセオなど当時建造された古代遺跡が数多く残されています。市内にはカトリックの総本山、バチカン市国があり、また、ボルゲーゼをはじめとする美術館、フォロ・ロマーノなどの古代遺跡、スペイン広場やトレヴィの泉など、観光スポットが数限りなくあります。

社員の研修レポート

研修に参加した社員の皆さんに、ライフスタイルや文化・風習などを実際に見たり聞いたり感じたことをレポートにして頂きました。その一部をご紹介致します。

フリートーク・コラム「働き方で感じる事」

Fides Freetalk Formation

『災害級の暑さ』と報道された昨年の酷暑。建設現場で作業に従事する人々にとっては、かなり過酷な環境だったと思われます。とにかく昼夜問わず気温が高く、屋外作業では朝から夕方まで肌に突き刺さる程の強烈な直射日光を浴び続け、屋内作業では風がないので、蒸し暑く淀んだ空気に負けぬよう、ファン付きの作業服を着て作業を行っていました。うだるような暑さの中、黙々と作業に取り組み、空調服のモーター音が蝉の鳴き声のように聞こえました。休憩室に帰ってくる作業員の皆さんの疲弊しきった顔を見ると、例年までの作業環境とは違うことを物語っていました。

今にして思えば、何かあってもおかしくない状況だったと思います。本来ならば、作業員の体調と作業効率をもっと考え、作業を中止した方が良かったのかもしれません。現場の安全を第一に考える現場代理人の立場として、これは必要な決断のひとつであり、それが出来なかったことが私の反省点であります。しかし、協力業者様が普段からの健康に留意して頂いていたおかげで、誰一人熱中症で倒れることもなく、労働災害『ゼロ』でお客様に施工物件をお引渡しできたのです。協力会社様には感謝しかありません。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

今年も昨年と同じ様に厳しい労働環境が続くのかと思いきや、七月になっても雨が降り続く日々でした。予定していた屋外作業は工程の変更による遅れが懸念される状況になっています。この遅れを八月になってから如何にして盛り返せるのか、それはお天道様次第といったところです。このコラムを書いている今でさえ梅雨明けはしていません。本当に自然の力は偉大です。考えてもなる様にしかならないのであれば、今出来る事に万全を期し、業務に集中したいと思います。

ですが、私は現場とは違う所で、偉大な自然と戦ってみたいと思います。というのも、今年も九十九里トライアスロンのオリンピックディスタンス、三人一組のリレーに参加します。昨年はリレーでラン10㎞に挑戦し、満身創痍、ヘロヘロになりながらも何とかゴールテープをメンバーと共に切ることが出来ました。あの、仕事とは違う感動と達成感を再びメンバーと共有したく、今回私はスイムにて仲間とチャレンジすることになりました。大自然の母なる海との闘いに、無謀ながらも挑戦します。皆様、応援の程宜しくお願い致します。

 

今月の担当は…

電気施工管理チームマネージャー 室田 猛

室田 猛

それってドーシテ?「アクリルガラスのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「SOLUTIONは お客様第一主義の神髄である」

2020オリパラ東京大会の開幕まで1年を切った。大きな期待感が湧き上がると同時に一抹の不安も感じる。

いま、わが国の問題は、何と言っても人手不足である。その深刻な問題の解決に向けて現在、メーカーや企業は知恵を絞っている。

先日、パナソニックの『SOLUTION JAPAN』という展示会に出掛けたが、まさに今、『Solution(課題を解決するための手段)』が求められていることを実感した。通常、展示会というと新商品をここぞとばかりに公開し宣伝するので、どこかお祭り気分を感じさせるのだが、今回は全く雰囲気の違う展示会だった。展示会の各ブースには、若手社員が慣れない素振りで商品のコンセプトなどのプレゼンをしていた。その若手社員の後ろには、鋭い眼光のベテラン技術者や開発者らしき人が控えており、来場者の声を一言も漏らすまいとメモを取る姿が見受けられた。良く聞くと展示されている商品の殆どが、目下開発中で未完成の提案商品やシステムに対して来場者の声を聞く場面であり、実用性の確かさや商品開発のスピードを早めるという目的があるようだ。なるほど、若手を活用したのは、来場者が意見を言い易く、教えを請う雰囲気を作るのが狙いであるようだ。

最先端のセキュリティシステムとして顔認証システムの精度は、日進月歩で向上しているし、個人を特定できる人工知能を搭載したカメラや、真っ暗闇でも300m先の車のナンバープレートが認識できる赤外線カメラも開発されている。また、ベルトコンベア上に流れる煎餅の品質検査を映像上で行うこともできるという。形や大きさ、焼き具合など、ベテランの目で識別を行い、そのデータを人工知能に処理させる検査装置も開発している。他にも、次世代の技術者の育成にも一役買っている。様々な機器の小型軽量化が進み、ヘルメットにつけたカメラからの映像を、離れた空間にいるベテラン技術者とライブでノウハウを共有し、効率的に的確な指示やアドバイスを貰うことができる。IT技術の進歩やAIの活用は、カメラの普及と相まって、防犯だけでなく利便性や生産性の向上に役立っており、今後の人手不足の救世主の一つとなっていくのだろう。

さらに第五世代移動通信システム(5G)の実用化も待たれるところだ。第四世代と比較すると通信速度が100倍以上といわれる5Gで、ドラえもんの“どこでもドア”の実現が近付いてきた。人工知能やIT機器の精度向上により、移動時間「ゼロ」を構築できる可能性があると感じた。もちろん、物体の瞬間移動は出来ないが、例えば、タイムラグのない映像を通して事務所から建設機械の操作や、地球の裏側での手術すら遠隔操作で出来るようになるのである。それほど5Gのもたらす恩恵は多大であり、世界経済に与えるインパクトが非常に大きい為、5Gの開発を巡り、アメリカと中国との間で熾烈な主導権争いが行われているのも当然のことであろう。

わが社としても、労働時間の短縮やお客様の問題を解決する商品を熱望しており、メーカーとのコラボで商品開発できるのではないかと思えるほど、希望に満ち溢れた展示会であった。弊社では10年も前からSolutionの方針を立てていながらも実現に至らず、乗り遅れの悔しさも同時に深く感じた。今も昔も、Solutionは自己満足の提案では成立せず、お客様の声を仔細漏らさず聞くことから始まる。お客様との対話から、お客様が抱える課題やお困り事を察知し、創意工夫を重ね、独自の解決策を探り出す。そして、少しでもお役に立ちたいという真摯な気持ちがEnjoy Workingを生み出すに違いない。

Solutionは信頼の礎であり、お客様第一主義の真髄なのだ。いまは、お客様の問題を解決するための新商品は持ち合わせていないが、新商品・新技術を探し、ご提供することはすぐにでも出来る。しかし、いつかFIDESブランドの新商品をお客様にお届けしたいと、決意を新たにした次第である。

hosoya
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