FIDESレター

第75期を迎えて〈2030Vision〉全社員主役！豊かな未来を関わる全ての人々に “わくわく創造Company”-FIDESレター【2024年4月号】

2024年4月5日

8.安全・安心のご提案

〈2030Vision〉全社員主役！豊かな未来を関わる全ての人々に “わくわく創造Company”

日頃から弊社に多大なるご支援を賜り、心から感謝申し上げます。

お客様を始めとする地域社会の皆様に創造的な価値をご提供し、自社の満足も高めるＶｉｓｉｏｎわくわく・創造・Ｃｏｍｐａｎｙ『Ｔｒａｎｓ３０！』を掲げて歩んで参りましたが、お陰様でフィデスグループは売上高が３０億円に達する企業に成長することができました。これもひとえにご支援を賜りました皆様のお陰と深く感謝申し上げます。

最近、『不適切』という言葉がマスコミなどで頻繁に使われています。ドラマ『不適切にもほどがある』では、昭和時代の中学校体育教師が令和時代にタイムスリップして、昭和の常識や価値観が通用しない令和の社会とのギャップに奮闘する姿が描かれています。このドラマを見ながら昭和を思い返してみると、確かにハラスメントなど不適切な行為が蔓延していたと感じます。

昭和の時代では、全体工程に遅れが生じた場合、後工程の設備工事業者が徹夜作業を行いその尻拭いをさせられた、などということも多くありました。そんな理不尽な要求を突き付けられた要因は、建設業界の重層構造による“下請け虐め”と言う利害関係の不一致にあったと思います。本来、ビジネスは対等なパートナーとしてお互い成り立つものであり、一人勝ちは通用しない本質は今も昔も変わらない筈です。今は多様化が進み、様々なハラスメントに戸惑うこともありますが『不適切』が許されない時代になり、とても住みやすい社会に変わってきたと思います。

不適切がなくなってこそ“真の信頼関係”が生まれるはずです。正当な価値を提供し、適正な利益を対価として享受し、その利益から雇用の拡大や地域社会の活性化、環境保護などに貢献することもできます。何一つ欠けても利害関係は一致させることができないのです。

わが社では、価値を求めるお客様、価値を共に提供する社員、そしてわが社と真のパートナーシップと言う“絆”で結ばれた協力会社様との信頼関係を一致させます。お客様や協力会社様、そして働く仲間達が豊かな未来を“共に築けるよう”新たなＶｉｓｉｏｎを掲げました。

〈２０３０Ｖｉｓｉｏｎ〉
全社員主役！豊かな未来を関わる全ての人々に
“わくわく創造Ｃｏｍｐａｎｙ”

わが社に関わる人々に豊かな未来を創造するためにはやらねばならないことがあります。世の中が多様化し、価値観も変化する時代と同様にお客様からのご要望も多様化し、より高いレベルが求められています。既存の技術だけでなく、新しい技術やサービスの提供は必要不可欠となります。

お陰様で今期、わが社オリジナルの『空調遠隔監視システム』や『タッチパネル制御システム』の技術も提供できるようになりました。この先、ＶＲやＡＩなどのＩＴ技術を駆使し、わが社が追求している『１００年保障の品質』や『究極の安心安全』のご提供を目指します。尚一層の精進を重ね、お客様や協力会社様、わが社に関わる全ての方々に向けた『豊かな未来の創造』に挑戦して参ります。今後もご愛顧賜りますよう社員一同、心からお願い申し上げます。

フィデス株式会社
社長　細矢　充
社員一同

設備の保全計画

保全計画策定のおすすめ

設備の保全計画は、お客様の施設における設備機器を、長期間に渡り適正に維持することを目的とした投資計画の事です。設備の更新時期は機器や環境で変わりますが、例えば受変電設備の老朽化が進むと、周りを巻き込む重大な事故（波及事故）に至る可能性が高まります。他にも、突然停電にみまわれたり、機械の不良で怪我をしたり、工場の操業停止に陥るなど、経済活動に支障をきたす原因となります。設備機器は安価なものではありません。突然の膨大な出費を防ぎ、安定した予算管理を続けていくためにも、設備の保全計画を立てることをおすすめいたします。

保全計画策定のメリット

メリット①

事前の準備ができて安心

メリット②

ランニングコストの低減

保全計画は俯瞰的な視線で設備機器の管理における予防保全をすることができます。また、それに伴う予算の把握をすることで、無駄なコスト及びランニングコストを低減することも可能になります。

保全計画を立てる際に必要なこと

設備の保全計画を立てるには、有資格者による調査や点検、更新する時期の診断などが必要です。調査・点検フェーズでは、設備の形式や年式、設置年数などの据付状況を詳細に把握し、目視や測定器を用いた設備点検を行います。その後の診断フェーズにおいては、設備の状態や性能を調査・点検した結果、適切な更新時期や工事のタイミングなどを検討します。必要に応じて改善内容も考察し、設備の効率性や安全性の向上に留意する必要があります。

調査・点検フェーズ

・設備据付状況の調査（設備の形式、年式、設置年数など）
・設備点検（目視点検、測定器調査）

診断フェーズ

・点検・測定結果による更新の必要性の検討
・更新時期の検討
・改善内容の検討　など

フィデスのサービスを是非ご活用ください

フィデスでは、中長期保全計画のご提案サービスを行っています。有資格者による調査や診断はもちろん、ご提案の際には、お客様の設備専用の設備保全計画案を記載したご提案書をお渡ししています。
また、設備機器についてのお役立ち情報も記載しておりますので、毎年の予算管理や、企業ＢＣＰなどにもご活用ください。

フリートーク・コラム「過去の地震から学ぶ」

Fides Freetalk Fiormation

今から十三年前の二〇一一年三月、私は現場にて屋外の配管配線作業を行っていました。

時刻は十五時前、「そろそろ休憩かな」と思った矢先、突然立っていられないほどの長く激しい揺れが起こりました。驚く暇もなく、電力会社の送電が止まり、次の瞬間には、構内にある発電機が作動しました。この出来事は、今でも鮮明に覚えています。その後、大きな揺れがおさまったので、作業を中断して今の状況を確認・報告しようとするも、携帯電話が繋がらない、周りを見渡すと信号機が消灯している、とにかく『異常事態』が発生していることを肌で感じました。

その後会社に戻ってみると、停電して蛇口から水が出ない状態であり、道中のガソリンスタンドには長蛇の列が出来て大混乱、急に別の世界にワープしてしまったかのような、気持ちが追い付かない状況でした。自宅でもしばらく停電が続いていましたが、「やはり電気がないと何もできない」「不安だし、不便だ」と、インフラ設備の重要さを身をもって体感しました。　

最近、関東地方において地震が頻発しています。特に千葉県東方沖が震源である地震が多数観測されており、千葉県内に本社と支店がある弊社においても、予断を許さない状況下に置かれています。

国土地理院によると、千葉県東方沖で、プレートの境界がゆっくり滑る『スロースリップ（ゆっくりすべり）』を検出したと発表されています。スロースリップは、一ケ月ほどの時間をかけて、ゆっくりと力が解放されるという特徴があります。この特徴だけ見ていると、徐々に力を解放しているんだから、溜まった力が一気に解放される通常の地震と比べて大丈夫なんじゃないか？と思いがちですが、地震研究所の教授によると、このスロースリップの現象は東日本大震災の前にも起きていたといいます。スロースリップが大地震を誘発する可能性は否定できない、との見解ですが、いずれにせよ、今後用心するに越したことはないということですね。

もはや私たちにとって、地震が起こることは『万が一』や『もしも』というレベルではなくなりました。今でも多くの方が過去の地震で起こったこと、その時に感じたことを覚えているかと思います。今後大きな地震が起きたとしても、大切な『命』を守れるように、普段から避難経路・場所の確認や、災害用の水や食料・衣類などの準備をして、しっかりと備えていきたいと思います。