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FIDESレター

初夏は気候が変動しやすい季節です。気象災害に注意して、変化に備えておきましょう。-FIDESレター【2020年6月号】

FIDESレター 2020年6月号

夏の気象災害に要注意!

初夏は気候が変動しやすい季節

日差しが強く、夏のような暑さになる日もあれば、曇ったり雨が降ったりと肌寒く感じる日もあり、昼夜の気温差や、日毎によって気温差が大きい季節です。初夏は気候の変動が激しく、地上の気温が上がると、地上と上空との気温差が発生し、大気の状態が不安的になりやすくなります。その為、大雨や台風、落雷などが発生しやすく、年々その数も増加傾向にあります。

その① 大雨・台風による被害対策

高圧受変電設備(キュービクル型)がある場合…

キュービクルなどの高圧受変電設備において、大雨・台風などの影響における水害は波及事故※の原因となり、社会生活に深刻な事態を起こしかねません。特にキュービクルへの浸水や、雨の吹込みにより内部の機器が絶縁破壊してしまうなどのおそれがあります。これらの対策としては、キュービクルの基礎を高くして浸水を防止したり、雨の吹込みには水平仕切板を設置するなどの方法があります。

※波及事故とは…
一軒で起きた電気事故が周りに波及し、付近一帯のビルや工場また一般家庭までも停電させてしまう事故。電力会社の配電用変電所の1つの配電線からは、平均1,500軒ものお客さまに電気が送られているため、一軒の事故が原因で同一配電線の供給範囲が停電してしまう可能性があります。

地下に設備がある場合

短時間の多量降雨により、河川や下水道などの排水が処理しきれなくなることがあります。この時、雨水が低い土地に流れることにより、半地下式の駐車場や地下室、くぼ地などに浸水被害を引き起こすことがあります。この場所にエアコンの室外機などの設備を設置していると、雨水の浸水により設備が水没し、故障してしまうことがあります。これらの対策としては、設備の土台を高くしたり、地上もしくは屋上などへの移設をするなどの方法があります。また、地下に流れ込んだ水を外に出すための排水ポンプを設置している建物では、いざという時に使用できるよう、普段からの定期的な点検が必要です。

その② 雷サージによる被害対策

雷サージとは?

雷には、電流の大部分が建築物などを通過する『直撃雷』や、電源線・通信線などを経由して高電圧が侵入してくる『誘導雷』、大気中を伝わって侵入する『侵入雷』などがあります。雷によって発生した巨大なエネルギーは『雷サージ』となって電源回路や通信回線に侵入し、機器や設備を破壊・損傷します。近年、この誘導雷や侵入雷などによる被害が急増しています。その原因として、過電圧に脆弱な電子機器の増加や、電源・通信等ネットワークの複雑化によるもの等が挙げられます。

雷が発生した場合は

最も確実なのは、電源ケーブルや電話のモジュラーケーブルなどを抜いてしまう方法です。誘導雷の侵入経路から物理的に切り離してしまうことで、接続機器や電気機器を守ることができます。とはいえ、当然電源ケーブルやモジュラーケーブルを抜いている間は接続機器などを使用することができません。また、雷の度にケーブルを抜いて回ることも手間になります。その場合は、避雷器(SPD)を利用する方法があります。

避雷器(PSD)とは?

避雷針は、建物の屋上からさらに高く突き出すように設置されます。高いところの方が雲に近いので、避雷針に雷が落ちやすくなります。避雷針で雷電流を捕捉することができれば、雷放電の大部分のエネルギーは大地に流すことができます。しかし、避雷針だけでは、大地電流による誘導雷から機器の被害を防ぐことができません。この誘導雷に対して効果を発揮するのが、避雷器(SPD)です。SPD とは低圧サージ防護デバイス【Surge Protective Device】の略称です。別名、アレスタ、サージプロテクタなどとも呼ばれています。避雷器は雷サージなどの過渡的な過電圧を制限し、サージ電流を分流させることで、電気機器を保護することができます。

フリートーク・コラム「言葉と変化と信頼」

Fides Freetalk Fiormation

今月のフィデスレターが皆様の所へ届くころには、緊急事態宣言が解除され、新型コロナが終息している事を願います。

コロナ禍による影響で多くのイベントの中止や延期、自宅待機やテレワークなど、今まであたりまえと思ってやっていたことや、娯楽などが出来なくなり、人と会うことも話すことも少なくなり、暗い話題ばかりが多く、ストレスを感じている人も多いかと思います。全世界で起きているこの現象は、何らかの『変化』が求められているのかと感じます。

ふと、私の脳裏にある言葉が浮かびました。
【言葉が変われば心が変わる、心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる】
…という言葉です。これは、アメリカの心理学者であるウィリアム・ジェームズの名言であり、元プロ野球選手の松井選手が星稜高校時代に野球部の山下監督から贈られた、彼にとって座右の銘でもある言葉として有名です。
行動が変われば習慣が変わる。まさにコロナ禍によって安全や衛生への考え方を変え、そして実際に行動を変えることで、やがて運命が変わっていくのではないかと思います。このように昔の人の言葉を改めて読むと、考えさせられることが多くあります。

自分自身も、先生や親に言われ、いまでも残っている言葉がいくつかあります。
【損して得取れ】
この言葉は最初に聞いたときは、『今は損してでもやればいつか得をする』という意味だと思っていましたが、この言葉は、元々『得取れ』は『徳取れ』という意味だったそうです。徳…つまり『人からの信頼』ということで、とても奥深い言葉です。利益ではなく徳、思いやりや善意、誠実さ、そういったものは決して人を裏切らない、ということなのでしょう。

【信頼を失うのは一瞬、取り戻すのは一生】
この言葉は自分が高校生の時に先生に言われた言葉です。弊社の社名である『フィデス』は、ラテン語で『信頼』という意味です。今から約十二年前にこの社名になった時は、とても驚きました。学生の頃に贈られた言葉が、今の仕事にも大きく影響している事をしみじみと感じます。
 
こんな時期だからこそ、元気が出る言葉などを探すと面白いです。偉人やスポーツ選手などの多くの名言葉があり読んでいるだけでも勇気づけられ、元気が出ます。

ピンチのときこそ、やり方次第でチャンスに変えられるのです。色んな人々の暖かい言葉を胸に、現状を共に乗り越えていこうと思います。

今月の担当は…

常務取締役  木島 秀昭

それってドーシテ?「スルメとアタリメのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「新しい”あたりまえの、先”は・・・」

五月のゴールデンウイークは絶好の行楽日和に恵まれながら、生まれて初めて”巣ごもり“を体験しました。思い立って不用品を整理しようと、衣類や引き出物、古タンスも処分するほどの大環境整備となったのですが、考えることは皆一緒、産廃処理場は長蛇の列、こんなご時世でもやっぱりゴールデンウイークの渋滞からは逃れられないのですね。とは言え折角のお休みです、嘆いても楽しくない、と、念願だった釣りの仕掛けづくりに挑戦しました。漁師の友人から“オンライン”でプロの手解きを受け、出来栄えは上々、実戦は未だ暫くお預けですが“巣ごもりもいいもんだ!”と感じた長いお休みでした。

コロナ禍は、休日の過ごし方だけではなく日常の“当たりまえ”をぶち壊し、『ネクタイよりマスク着用』『握手よりソーシャルディスタンス』等など、新しいルールやマナーを生み出して始めています。満員電車での通勤や無駄に長い労働時間で身も心もすり減らす、そんな働き方を見つめ直す良い機会を与えてくれました。通信環境さえあれば何処でも仕事が出来る、教育だってオンラインで学べる、都会との地域格差はどんどん埋まり、安心して家族とゆっくりと田舎暮らしをしながら仕事が出来る、こんな素晴らしいことも教えてくれました。そんな意識変革がもっと進んでくれば、職住近接、地元の優秀な人材の流出を防ぎ、人材不足の解消にも繋がる、更には、新しいサービスや観光資源の開発など地元企業が成長する機会も増やせる、“良いことずくし”です。

このコロナ禍の収束には、治療方法の確立やワクチンの開発など、少なくても2、3年は掛かると言われています。コロナ不況も相当年数の覚悟が必要でしょう。しかし、その時間こそが100年に一度の大きなパラダイム・シフトに与えられた時間ではないでしょうか。ここは慌てず、時の流れに身を任せ、じっくり腰を据えて考えることも必要だと思われます。我が社にとっても、お客様や市場の変化のみならず、お客様のご要望事項もが大きく変わると思われます。ですから、全てを“真っ新”に変えてでも対応させて頂く覚悟でおります。従来の仕事のやり方でソーシャルディスタンスを8割削減することは、現場管理や営業ロボットが実用化されない限り、不可能です。建設業界は未だに労働集約型で、旧くから『あたりまえ』となっている理不尽な慣行も多く見受けられ、設備工事は下請けがあたりまえ、工程が乱れることはあたりまえ、長時間労働はあたりまえ、など、建築現場での“あたりまえ、常識の壁”を、未だに打ち破ることができずにいます。しかしチャンス到来です。『あたりまえの、先を行く』フィデスは、こんな時期だからこそ、固定観念を打ち破りかなぐり捨て、“新しいあたりまえ”へと発想を転換させて参ります。

今こそ知恵の絞りどころ、
①テレビ会議システムでオンライン化を図り、定例会議や打合せの接触機会を減らす。

②安全管理、品質管理、工程管理などの現場管理や設備点検業務をWEBカメラやタブレットを駆使して現場管理を最小限にする。

③AIを活用して徹底的にデジタル化を図り、3Kから脱却して新たな人材を獲得する。

まだまだやれる多くの知恵が湧き出しています。旧態依然、歴史や実績だけに胡坐をかくことなく、これからは、サービスの本質が問われる新しい“あたりまえ”の到来です。“お百度参りより、たった1回のお得な提案”だとか“お会いするよりオンライン”等々、安全でご安心頂ける営業活動に一新させ、尚且つ、今まで以上に安心して安全にご使用いただける商品とサービスをご提供することをお約束いたします。

フィデスは新しい『あたりまえ』を戴いてアゲンストの風に乗り、百年に一度と言われるチャンスの上昇気流に乗り“巣ごもり”から大きく翔ばたきます。ご期待ください。

hosoya
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